DigiKeyのRISC-Vリファレンスガイドのご紹介
RISC-V(「リスクファイブ」と発音)は、比較的新しいコンピュータ技術です。ARMの競合技術として積極的に推進されています。この度、Digi‑Keyのお客様や学生の方に向けて、RISC-Vソフトウェアとハードウェアの入門ガイドが執筆され、公開されました。このガイドは、RISC-Vについての予備知識がほとんど、またはまったくない読者を想定しています。教室や自宅でコンピュータアーキテクチャを学んでいる大学生や、知識を深めたいと考えているエレクトロニクス/コンピュータエンジニアを対象としています。Linuxについての基本的な知識は、このガイドの理解に役立ちます。
RISC-Vロゴ。(画像提供:RISC-V.org)
RISCとは、「Reduced Instruction Set Computer(縮小命令セットコンピュータ)」の略称です。また、Vはローマ数字の5を意味します。つまり、RISC-Vは1つのコンピュータコアファミリの第5世代を表し、RISC-Vロゴは、RISC-V Internationalの登録商標です。仕様などの詳細については、www.RISC-V.orgでご覧いただけます。
このガイドでは、単なる理論的な説明だけでなく、RISC-Vを実際に体験していただけるように、DigiKeyから提供されている3種類のオプションを使用します。
- 使いやすい低コストなオプションでは、Seeed Technologies Co LtdのMaix BiTボードを使用します。デュアルコアRISC-Vプロセッサ、カメラ、LCDディスプレイ、画像認識ソフトウェアを提供します。プログラミングにはMicroPythonを使用します。
- ミッドレンジのオプションとして、システムオンチップ(SoC)があります。RISC-V SoCのC言語またはアセンブリ言語によるプログラミングを、2つのSparkFunボードで実行できます。これらのボードはDEV-15799とDEV-15594です。
- 専門的で、高度な知識が求められる高額なオプションです。Western DigitalのSweRVソフトコアを、Xilinxのフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)で使用します。このFPGAは、DigilentのNexys A7ボードに搭載されています。ただし、全体をソフトウェアシミュレータのみで実行できます。嬉しいことに、使用されるすべてのソフトウェアが無償です。
設計にRISC-Vを使用したい方や、詳細を学びたい方は、DigiKey教育プログラムページのRISC-Vリファレンスガイドを是非ご覧ください。

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