KiCadライブラリへの新規追加
Digi-Keyでは最近、オリジナルのKiCadライブラリ(digikey-kicad-library)の補完ライブラリを公開しました。Digi-Keyパートナーによるこの新しいKiCadライブラリは、オリジナルのスピンオフであり、Digi-Keyのサプライヤによって作成されたシンボルとフットプリントを収蔵しています。公開時には、TRINAMIC Motion Control GmbHによって45個の新しい部品が追加されています。
パートナーのライブラリは、コアとなるDigi-Keyライブラリと同じフォーマットを採用していますが、主な違いは最上位レベルにサプライヤグルーピングの追加レベルがあることです。各部品はアトミックであり、フットプリント割り付けに対応する1対1のシンボルです。特定のサプライヤ内では、シンボルはDigi-Keyファミリに基づいて整理され、Digi-Keyや製造元の品番、説明、ライフサイクルステータス、データシートへのリンクなど、さまざまなメタデータでまとめられています。
なぜ、2番目のライブラリが必要なのかと思う方がいるかもしれません。あるいは、これらの部品はメインライブラリのものと同じように機能するのかと疑問に思う方がいるかもしれません。新しいライブラリを別途追加した理由は、Digi-Key社内で作成されたアイテムと、当社のサプライヤによって作成されたアイテムに明確な区別をつけることです。私たちは、シンボルとフットプリントの出処を、ユーザーに正確に知らせたいと考えました。私たちのサプライヤが作成したコンテンツは、金字塔的なコレクションと見なしています。メインライブラリの部品は、特定のメトリクスを使用して慎重に選択されています。これに対してサプライヤには、これらのメトリクスを強制せず、どのような部品を追加するか、より自由に選択できるようにしています。
この新しいライブラリが、オリジナルのライブラリとは異なるアカウントに属していることに気づいた方もいるかもしれません。これは一時的なもので、digikey GitHubアカウントが所有するオリジナルのライブラリは、最終的にはDigi-Keyアカウントに移行されます。
GitHub repo(リポジトリ)をチェックしてこのライブラリについて知識を深め、TechForumに関する質問やフィードバックがあれば私たちにご連絡ください。

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DigiKeyのアソシエートアプリケーションエンジニアであるTaylor Roorda氏は、2015年に組込みシステム、プログラム可能ロジック、および信号処理に主に関心を持つ分野に参加しました。ノースダコタ州立大学で電気工学の学士号を取得し、余暇にはギターを演奏したり、作曲したりしています。