特別技術コンテンツ | 読んで、見て、やって身につく!アナログ回路 3ステップ習得法

このたびDigiKeyは、Analog Devices Japanと共同で、アナログ回路の基礎から実践・実測までをしっかり学べる、日本語限定の特別技術コンテンツを公開しました。
初学者から現場エンジニアまで、幅広いレベルの方を対象とし、理論を理解し、シミュレーションで確かめ、実測してみるーこの「3ステップ」で、アナログ電子回路の基礎から実践までを網羅的に学べます。
どのステップから始めるかは、あなた次第!ぜひこの機会に、この3ステップを実践して、現場で役に立つアナログ回路の設計技術をマスターしましょう!

ステップ1:技術連載「LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路教室」(全4回)

アナログ回路のキー・デバイスである「OPアンプ」の性能を引き出す設計ポイントを、Analog Devicesのプリンシパル・エンジニアである石井 聡氏が、実務目線で分かりやすく紹介します。さらに、同氏が作成したLTspice回路データを無料公開!ダウンロードすれば、実際にシミュレーションを体験しながら学べます。

第1回 OPアンプの周波数特性と適切な選び方

Image of Episode 1: OP Amp Frequency Characteristics and How to Choose the Right One

OPアンプ回路のゲインと周波数特性の関係を解説し、安定した動作と性能向上のための選定ポイントを紹介します。高精度増幅や単電源動作、負帰還アンプの安定手法も学べます。

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第1回の紹介製品はこちら:

  • 【ADA4510-2】 高精度±70nV/℃レールtoレール入出力OPアンプ
    40V電源対応で、高精度データ計測システムからフォト・ダイオード・アンプまで幅広い用途に活用可能
  • 【LT6221】 60MHz、20V/μs 低消費電力、高速・高精度OPアンプ
    優れたDC性能を備え、レール・トゥ・レール入出力で、低電源電流で広帯域幅を実現
  • 【ADA4661-2】 高精度4MHz帯域レールtoレール入出力OPアンプ
    単電源3V~18Vで動作し、低消費電流と広帯域幅および広動作電源電圧範囲に最適化

 

第2回 高精度増幅を実現するOPアンプの選び方

Image of Episode 2: Choosing OP Amps for High-Precision Amplification

OPアンプの入力オフセット電圧と温度特性は、計測回路の精度に直結します。20ビットAD変換にも対応可能なバイポーラ入力型など、高精度OPアンプの選び方を解説します。

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第2回の紹介製品はこちら:

  • 【AD8506】 消費電流20μAのレールtoレール入出力OPアンプ
    クロスオーバ歪みゼロを特徴とする1.8Vから動作するデュアル・マイクロパワーOPアンプ
  • 【AD8610】 高精度、低入力バイアス電流、広帯域幅JFET OPアンプ
    動作温度範囲全体で低入力バイアス電流特性で高入力インピーダンスと高精度が特徴
  • 【ADA4084-2】 単電源、10MHz、レールtoレール入出力OPアンプ
    3V~30V(または±1.5V~±15V)での動作を保証し、単電源アプリケーションに最適

 

第3回 低電圧/単電源動作のための適切なOPアンプ選定

Image of Episode 3: Selecting the Right OP Amp for Low-Voltage / Single-Supply Operationレールtoレール入出力OPアンプのの特徴を活かしつつ、見落としがちな「入出力のヘッドルーム/レッグルーム」の影響と対応策を、実例を交えて紹介します。

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第3回の紹介製品はこちら:

  • 【ADA4666-2】 消費電流725μAのレールtoレール入出力OPアンプ
    低消費電流と広帯域幅および広い動作電源電圧範囲の用途に最適化されたCMOS OPアンプ
  • 【ADA4077-2】 4MHz帯域のローノイズ特性な高精度OPアンプ
    熱電対、RTD、ストレン・ゲージなどセンサー信号処理など高精度な信号検出に最適
  • 【ADA4620-2】 高精度、低ノイズ、16.5MHz帯域幅のJFET OPアンプ
    精度と帯域幅に加え、幅広い動作範囲と対応温度も実現し、高いDC精度とAC性能を有する

 

第4回 安定に動作する負帰還アンプの検証と構築

Image of Episode 4: Designing and Validating a Stable Negative Feedback AmplifierOPアンプの位相遅れや容量性負荷による不安定動作の原因、安定性評価の指標である「位相余裕」、さらに設計時のトラブル回避法を、シミュレーション・実測をもとに詳しく解説します。

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第4回の紹介製品はこちら:

  • 【ADA4177-2】 高精度で低ノイズな過電圧/EMI保護機能つきOPアンプ
    電源電圧を32V超える信号に対して入力保護し、1000MHzで70dBの電磁干渉除去比を持つ
  • 【LTC6252】 720MHz 3.5mA レールtoレール入出力OPアンプ
    わずか3.5mAの消費電流で720MHzの利得帯域幅積と280V/μsのスルーレートを持つ
  • 【AD8065】 FET入力のレールtoレール出力高速OPアンプ
    5~24Vの広い電源電圧範囲、および145MHzの帯域幅で0.1dB平坦性7MHzの性能を持つ

 

ステップ2:DigiKey日本公式YouTubeチャンネル動画シリーズ
「基本をがっちり!アナログ電子回路 30選 ~ OPアンプの活用から重要テクニックまで」(全8回)

技術連載の筆者、Analog Devicesのプリンシパル・エンジニアである石井 聡氏が、実務で役立つOPアンプ回路設計のポイントを分かりやすく解説します。さらに、動画内で解説しているLTspice回路データも無料公開!ダウンロードすれば、実際にシミュレーションを体験しながら学べます。

DigiKey日本公式YouTubeチャンネルでは、他にも、日本の学生やフレッシャーズからエキスパートまで幅広い層のエンジニアに向けて、エレクトロニクスの基礎から応用まで多様なコンテンツを公開しています。ぜひチャンネル登録、通知設定をお願いします。

 

ステップ3:ハンズオンセミナー「実験キットとパソコンで学ぶ Analog Devicesアナログ電子回路教室」

今回のハンズオンセミナーでは、 Analog Devicesのプリンシパル・エンジニアである石井 聡氏を招き、アナログ電⼦回路の基礎を実践的に学べるハンズオンセミナーを開催します。OPアンプ実習キットとUSBマルチ測定器ADALM1000を使い、LTSpiceでシュミレーションしながら、基本の増幅回路からノイズ解析、異常発振対策まで、13の実習を通じて、適切なOPアンプの選び方と回路設計のポイントを実践的に学びます。

申込条件を満たしたフルキット実習コースA申込者の先着100名には、OPアンプ実習キット(z-adalmopa)を無償提供します。なくなり次第終了するので、早めのお申込みをお願い致します。詳しい申込条件等は、セミナ募集ページ(外部サイト: ZEPエンジニアリング)をご確認ください。

※ADALM1000のご注文が集中した場合、商品が一時的に在庫切れになることがあります。その場合は、次回入荷後に順番に発送いたしますので、あらかじめご了承ください。
※先着100名様に無償提供されるOPアンプ実習キットの残数は、下記のZEPエンジニアリングのセミナー受講ページで更新されますので、ご確認ください。

Image of Learn Analog Devices Analog Circuits with Experiment Kits and Your PC

実験キットとパソコンで学ぶ Analog Devicesアナログ電⼦回路教室
~USB測定器ADALM1000とLTspiceシミュレータで“OPアンプ”を完璧マスタ~

  • 開催日時:2025年10月3日(金) 10:00~17:00
    (2025年10月4~10日まで、録画受講可能)
  • 受講方法:Zoomによるオンライン受講
  • 受講コース
    • 【コースA】フルキット実習コース(先着100名にOPアンプ実習キットを無償提供)
    • 【コースB】無料視聴コース(定員なし)

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