2.4GHzモジュール：Proteus-IIIおよびThyone-I

Würth Elektronikは、Bluetooth^® Low Energy 5.1モジュールProteus-III、および独自バージョンのThyone-Iを提供します。モジュールのサイズはわずか8mm x 12mm x 2mmで、統合アンテナ、暗号化テクノロジ、6つの構成可能なI/Oピンを備え、Nordic SemiconductorのnRF52840チップセットを搭載しています。IoTおよびM2Mアプリケーションに使用でき、たとえば、無線ベースのメンテナンスインターフェースやセンサネットワークを構築できます。長年にわたって業界で高い評価を受けているWE-ProWareファームウェアにより、モジュールの用途は多彩になっています。

Proteus-IIIモジュールは、制御システム、リモコン、センサなどのデバイス間の無線通信用の無線サブモジュール/デバイスです。Bluetooth LE 5.1に関しては、2つ以上のパーティ間でのデータパッケージの高速かつ安全なデータ伝送を実現します（ポイントツーポイントトポロジ）。ホストシステムとの通信には、シリアルインターフェース（UART）を使用できます。Proteus-IIIは、Bluetooth LE規格を使用して、複数のデバイス間で一般的なデータ伝送を提供します。この規格自体は、高度な顧客アプリケーションに適合し、最適化するための幅広い構成と可能性を提供します。このようなアプリケーションのニーズと仕様を満たすために、Proteus-IIIハードウェアに基づいて、カスタマイズされたファームウェアの開発が可能です。これには、カスタムセンサへの接続と通信、カスタムBluetooth LEプロファイル、タイミング構成、セキュリティ構成、および消費電力の最適化が含まれます。Proteus-IIIは、8mm x 12mmの小さなサイズでも、非常にコンパクトに統合されたPCBアンテナを提供します。高い無線範囲が必要な場合には、外部アンテナを接続することができます。

Thyone-Iモジュールは、制御システム、リモートコントロール、センサノードなど、デバイス間の無線通信用の無線サブモジュールです。Thyone-Iは、グローバルに利用可能な2.4GHzライセンスフリー帯域で動作し、ポイントツーポイントおよびメッシュ構成で堅牢かつ安全なデータ伝送を提供します。Thyone-IにはWE-ProWare無線スタックがプリロードされており、信頼性を損なうことなく高い柔軟性を保証します。このモジュールは、シリアルUARTを介してホストシステムとインターフェースし、シンプルなコマンドインターフェースを使用することで、簡単に無線を設定し、制御できます。ケーブル交換アプリケーションの使いやすさを確保するために、このモジュールはシリアルから無線へのアダプタとして機能する透過モードも提供します。オンボードPCBアンテナを含むnano-simカード（8mm x 12mm）に匹敵する小さな寸法により、Thyone-Iはスモールフォームファクタ設計に最適です。