DCM3717高密度48V DC/DCコンバータモジュール

VicorのDCM3717製品は、従来の12Vシステムをより効率的な48Vバスにブリッジするための非絶縁型安定化DC/DCコンバータです。DCM3717コンバータは、40V～60Vの半安定化入力範囲で動作し、750kWまたは1kWの2つの電力レベルの選択肢を持ち、10V～12.5Vの調整可能な範囲で安定化された12V出力を生成します。DCM3717は、特許取得済みの高周波ゼロ電圧スイッチング（ZVS）降圧レギュレータステージと、それに続く正弦振幅コンバータ（SAC）を利用した、面実装コンバータハウジングインパッケージ（SM-ChiP）構成で提供されます。これらの非絶縁型DCMは、指定された入力ライン範囲全体で一貫して高効率を実現します。モジュール式のDCMコンバータを単独で、または下流のPoL（ポイントオブロード）製品と組み合わせて使用することで、効率的な電力供給を実現し、様々な非安定化電源からPoLまで、優れた電力システム性能と接続性を提供します。

データセンター、先端産業市場、および堅牢なCOTSアプリケーションは、システムの電力レベルが増加し続ける中、48V電力供給ネットワーク（PDN）を導入しています。48Vベースのアーキテクチャは、安全特別低電圧（SELV）レベルを維持しながら、電力ネットワークの効率を最大化します。48V PDNの使用が増えるにつれて、従来の12Vシステムとインフラストラクチャに電力を供給するための互換性が求められます。従来の1/8および1/4オープンフレームブリックコンバータは大型でかさばるため、高度なシステムの電力密度のニーズを満たせません。さらに、従来のコンバータトポロジには、48V配電のゲインを低下させる非効率性があります。大型LEDディスプレイ、レーダ、ロボット、自動試験装置（ATE）などのアプリケーションは、48V PDを利用するものの、12Vベースの低電力負荷が複数あります。高密度で使いやすい48V～12Vパワーモジュールをパワーシステムエンジニアに提供することで、設計とパワーシステムのフットプリントを簡素化します。