XPLR-IOT-1多目的エクスプローラキット

u-bloxのXPLR-IOT-1エクスプローラキットは、様々なユースケースとアプリケーション向けの主要なIoTコンポーネントとサービスを備えたすぐに使用できる開発プラットフォームです。XPLR-IOT-1 IoTエクスプローラキットには、クラウド通信サービスとともに、GNSS、セルラー、Wi-Fi、Bluetoothテクノロジーが含まれています。プリロードされたファームウェアは、インターネット接続を確立し、センサをアクティブにしてから、センサデータをMQTTメッセージを介してu-bloxThingstream IoTサービスプラットフォーム経由でWebベースのダッシュボードに送信します。

このキットには、すぐに使用できる体験に必要なすべての要素が含まれており、迅速かつ簡単に初期設定できます。使用開始時のわずかな手動操作によって、このキットはデータをクラウドに公開し、完全なエンドツーエンドのソリューションを実証できます。充電式バッテリにより、持ち運びが可能です。位置については、低電力GNSS受信機が正確なデータを提供します。このエクスプローラキットには、磁力計、ジャイロスコープ、加速度計、バッテリゲージに加えて、温度、湿度、圧力、周囲光用のセンサが統合されています。

XPLR-IOT-1は、SIMが組み込まれているため、世界中の多くの国でセルラーネットワーク用に事前構成されています。または、ユーザーは利用可能なnano-SIMスロットを利用して、選択したネットワークオペレータに接続できます。u-blox MQTT Anywhereサービスに接続する場合、XPLR-IOT-1キットはMQTT-SNプロトコルを使用して、Thingstreamプラットフォームへの電力およびデータ効率の高い通信を実現します。

Wi-Fiが望ましい場合は、組み込みのWi-Fiモジュールとu-blox MQTT Nowサービスがクラウドへの代替ルートを提供します。XPLR-IOT-1キットには、ソースコードとしても利用できるフラッシュ済みのアプリケーションソフトウェアが付属しています。センサとポジショニングデータをデバイスから収集してThingstreamプラットフォームに公開し、そこでData Flow Managerがデータを受信して処理します。利用可能なNode-REDプログラミングの例は、データのダッシュボードによる視覚化をすばやく簡単に示しています。

このデバイスは、NORA-B1ワイヤレスMCUモジュールのNordic SemiconductorのnRF5340ワイヤレスシステムオンチップ（SoC）で制御されます。機能には、最大128MHz/64MHzのクロック周波数と512+64kB RAMメモリおよび1024+256kBフラッシュを備えたデュアルコアArm^® Cortex^®-M33 MCUが含まれます。このSoCは、Nordic nRF Connect SDKまたはZephyr開発環境で開発されたカスタムアプリケーションをホストできます。

リソース

• XPLR-IOT-1クイックスタートガイド
• u-blox GitHub