OPA593高精度パワーアンプ

Texas InstrumentsのOPA593は、高電圧（85V)、高精度、広帯域（10MHz)、高出力電流（250mA）の、ユニティゲイン安定型のパワーオペアンプです。レーザートリミング技術により、オフセット電圧（20µV、標準）とオフセット電圧ドリフト（0.4µV/℃、標準）を改善することで、較正を不要にしました。このアンプは、電源レールまでの差動入力電圧範囲を可能にし、マルチチャンネルシステムでのセトリング性能の向上に役立つ、マルチプレクサ対応入力を備えています。

外付けの抵抗を使用することで、指定した精度で電流を制限できるため、より正確な測定が可能になります。過電流状態または過熱状態の場合、OPA593は誤動作をステータスフラグによって示します。ディスエーブル機能は、デバイスをシャットダウンするために使用し、これにより電力が抑制され、出力は高インピーダンス状態に設定されます。このデバイスは、ユニティゲイン安定型なので、高インピーダンスのバッファとしての動作が可能です。広い帯域幅と高いスルーレートにより、高い信号ゲインが得られます。このデバイスの高出力電流と容量駆動能力は、外付けの電界効果トランジスタ（FET）の駆動を可能にしており、これにより、デジタル電源などの内部でシステムに大電流を供給するために使用できます。