MSPM0L110x 32MHz Arm® Cortex®-M0+ MCU

Texas InstrumentsのMSPM0L110x MCUは、MSP高集積超低消費電力32ビットMSPM0 MCUファミリの一部です。これらのMCUは、最大32MHzの周波数で動作する強化されたArm Cortex-M0+コアプラットフォームがベースです。コスト最適化されたこのMCUは高性能アナログペリフェラルを統合しており、-40℃～105℃の拡張温度範囲をサポートし、1.62V～3.6Vの電源電圧で動作します。

MSPM0L110xデバイスは、4KB SRAMを備えた最大64KBの組み込みフラッシュプログラムメモリを提供します。これらのMCUには、最大±1.2%の精度を持つ高速オンチップ発振器が組み込まれており、外部水晶振動子が不要です。さらに、3チャンネルDMA、16ビットおよび32ビットCRCアクセラレータ、および設定可能な内部電圧リファレンス付き12ビット1.68Msps ADC、汎用アンプ、オンチップ温度センサなど、様々な高性能アナログペリフェラルを備えています。これらのデバイスはまた、4つの16ビット汎用タイマ、1つのウィンドウ付きウォッチドッグタイマ、および2つのUART、1つのSPI、1つのI²Cといった多様な通信ペリフェラルなど、インテリジェントなデジタルペリフェラルを提供します。これらの通信ペリフェラルは、LIN、IrDA、DALI、Manchester、Smart Card、SMBus、PMBusなどのプロトコルをサポートします。

TIのMSPM0ファミリの低消費電力MCUは、プロジェクトのニーズに合わせてアナログとデジタルの集積度が異なるデバイスで構成されています。このアーキテクチャは、低消費電力モードと組み合わせた場合に、ポータブル測定アプリケーションで電池寿命を延ばすよう最適化されています。MSPM0L110x MCUは、設計を迅速に開始するためのリファレンス設計およびコード例を備え、広範なハードウェアとソフトウェアのエコシステムによってサポートされています。開発キットには、LaunchPad™キットとターゲットソケットボード用の設計ファイルが含まれています。TIはまた、無償のMSPソフトウェア開発キット（SDK）を提供しており、Code Composer Studio™ IDEデスクトップのコンポーネントとして、またTI Resource Explorer内のクラウド版として利用できます。MSPM0 MCUは、MSP AcademyによるトレーニングやTI E2E™サポートフォーラムを通じたオンラインサポートなど、広範なオンライン資料によってもサポートされています。

モジュールの詳細な説明については、MSPM0Lシリーズ 32MHz MCUテクニカルリファレンスマニュアルを参照してください。