フライバック™機能付きLM5169 DC/DCコンバータ

Texas InstrumentsのLM5169は、広い入力電圧範囲で安定化するように設計された同期整流式降圧コンバータで、外付けサージ抑制部品の必要性を最小限に抑えます。制御可能な50ns（最小）のオン時間によって大きな降圧変換比が容易になり、48Vの公称入力から低電圧レールへの直接降圧が可能になり、システムの複雑さとソリューションコストが削減されます。このコンバータは、入力電圧が6Vまで低下しても動作し、必要に応じてほぼ100%のデューティサイクルで動作するため、入力供給範囲の広い産業用アプリケーションおよびセル数の多いバッテリパックアプリケーションに最適です。

ハイサイドとローサイドのパワーMOSFETを内蔵したLM5169は、最大0.65Aの出力電流を供給します。一定オン時間（COT）制御アーキテクチャは、優れた負荷およびライン過渡応答を備えたほぼ一定のスイッチング周波数を提供します。このコンバータは、FPWMまたは自動モードバージョンで利用できます。FPWMモードは、絶縁型フライバックコンバータアプリケーションをサポートする負荷範囲全体で強制CCM動作を行います。自動モードは、超低I_Qおよびダイオードエミュレーションモード動作を可能として、軽負荷効率を高めます。