AM2612デュアルコアArm® Cortex®-R5F

Texas InstrumentsのMCUは、確定的なリアルタイム制御、産業用ネットワーク、および機能安全が求められるアプリケーション向けの設計

「Texas InstrumentsのAM2612デュアルコアArm® Cortex®-R5F」の画像Texas InstrumentsのAM2612は、最大500MHzで動作するデュアルArm® Cortex®-R5Fコアを搭載した高性能マイクロコントローラで、確定的なリアルタイム制御、産業用ネットワーク、機能安全を要するアプリケーション向けに設計されています。柔軟性を追求して設計されたデュアルコアアーキテクチャは、ロックステップモードと独立動作モードの両方をサポートし、ミッションクリティカルなシステムや安全性を重視したシステムなど、幅広いアプリケーションへの展開を可能にします。統合された安全機能、暗号化アクセラレータ、および低遅延通信インターフェースを備えたAM2612は、産業用オートメーションと制御システム向けに包括的なソリューションを提供します。

このデバイスには、EtherCAT®、PROFINET®、Ethernet/IP™などのプロトコルをサポートするデュアルPRU-ICSSサブシステムによる高度な産業用接続機能に加え、正確な時間同期を実現するTSNおよびIEEE 1588 PTPを備えた3ポートギガビットEthernetスイッチが搭載されています。追加機能には、ハードウェアセキュリティマネージャ(HSM)、統合型ADC、広範なPWMチャンネル、および多様な周辺機器が含まれます。オンチップメモリには、各コアあたり256KBのTCMと1.5MBの共有SRAMが搭載されており、外部メモリの必要性を最小限に抑え、ボードレベルの設計を簡素化し、長期ライフサイクルの展開を可能にします。

特長
  • 最大256KBのTCMと1.5MBの共有SRAM搭載のデュアルArm Cortex-R5Fコア
  • 産業用Ethernetプロトコル用のデュアルPRU-ICSSサブシステム
  • TSNおよびIEEE 1588対応の統合型3ポートギガビットEthernetスイッチ
  • きめ細かなファイアウォール制御と暗号化エンジンを備えたHSM
  • 産業用接続:USB、OSPI/QSPI、CAN-FD、UART、SPI、GPIO
  • 3つの12ビットADコンバータ(最大3MSPS)、20チャンネルPWM
  • 産業用温度範囲:-40°C~+125°C
応用
  • ファクトリオートメーションとプログラム可能ロジックコントローラ(PLC)
  • 産業用EthernetデバイスとTSN(time-sensitive networking)デバイス
  • サーボドライブと高精度モータ制御
  • 機能安全認証済み組み込みシステム
  • 安全な産業用エッジノードと通信モジュール
機能ブロック図

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AM2612 Dual-Core Arm® Cortex®-R5F

画像メーカー品番商品概要コアプロセッサコアサイズ速度入手可能な数量価格詳細を表示
500MHZ DUAL-CORE ARM CORTEXAM2612AOFFHIZFGR500MHZ DUAL-CORE ARM CORTEXARM® Cortex®-R5F32ビットデュアルコア500MHz0 - 即時$2,764.00詳細を表示
刊行: 2025-07-22