CAシリーズ インラインメガコンデンサ

TDKのCAシリーズ メガコンデンサは、最大3つのMLCCを水平に積み重ねることで、1つのコンポーネントでより高い静電容量を提供します。CAシリーズは、より高いはんだ付け温度（例：+260°Cの鉛フリー）でのはんだ付けを可能にするクランプおよびはんだ付け構成を利用しています。リードフレームは、従来のCKGシリーズ メガコンデンサと同じ応力吸収能力を維持します。しかし、CAシリーズはESRとESLをさらに低減するために改良されたリードフレーム材料組成を使用しています。これにより、高速スイッチングアプリケーションでより高いリップル電流能力とオーバーシュート/アンダーシュートの低減が可能になります。

CAシリーズ メガコンデンサは、そのような過酷な環境で最高の信頼性を提供するため、産業および自動車の両分野の高電力アプリケーションに最適な選択肢となります。代表的なアプリケーションには、xEV DC/DCコンバータ、インバータ、OBC、48Vシステム、電気ターボ、ワイヤレス充電システムおよび電気ポンプがあります。ハイブリッド車（HEV）やバッテリ電気自動車（BEV）などの電動パワートレインを搭載した自動車の開発や、高効率充電技術の開発において大きな進歩が見られます。どちらも温室効果ガスの排出削減に貢献しています。このようなアプリケーションでは、インバータ、車載充電器（OBC）、ワイヤレス給電（WPT）システムなど、様々なサブシステムの消費電力が増加しており、MLCCは高電流に対応し、大容量であることが求められます。このため、TDKはクラス1誘電体を使用した99nF/1,000Vやクラス2誘電体を使用した47μF/100Vなど、幅広いラインナップを提供しています。