i7Cシリーズ バックブーストコンバータ

TDK-Lambdaの300W、8A、12.5A、および20A定格のi7C非絶縁型DC/DCコンバータは、9V_DC～36V_DC、または9V_DC～53V_DCの入力範囲を持ち、出力は5V～28V、8V～24V、または9.6V～48Vのいずれかの範囲で調整可能です。この製品のトポロジは、バック（電圧低下）動作からブースト（電圧上昇）動作へのシームレスな移行を可能にします。i7Cは、医療用、通信用、産業用、テストと測定、およびバッテリ駆動の機器で、既存の12V、24V、36V、または48Vのシステム電圧から、追加の高電力出力を生成するのに最適です。

最大97%の効率により、電力損失を最小限に抑えることで、この製品は厳しい熱環境でも動作し、高い使用可能電力を提供できます。軽負荷状態では、i7Cの制御技術により電力損失が大幅に削減されます。ゼロ負荷条件下では、5mAの入力電流消費が標準です。リモートオン/オフを使用してユニットをスタンバイモードにすると、この電流は通常0.25mAまで低減され、ピーク時以外の動作期間中にバッテリ駆動の機器が機能し続けられる時間が延長されます。

基本機能のモデルには、出力電圧調整ピン、正または負論理リモートオン/オフ、リモートセンス、入力不足電圧、過電流、および熱保護が含まれます。フル機能のモデルには、パワーグッド信号、出力電流監視、およびシステムノイズを最小化するために動作周波数を同期する能力が装備されています。

i7Cコンバータの寸法は34mm x 36.8mmで、業界標準の1/16ブリックピン配列に準拠しています。8Aおよび12.5Aモジュールには、高さ12.2mmのオープンフレームモデル、伝導冷却用のベースプレート構造、対流または強制空冷環境用の一体型ヒートシンクを備えた3種類の機械的構成があります。20Aモジュールは、高さ14.7mmのオープンフレームモデルで利用できます。i7Cの設計は、外付け部品の数を減らし、コストと基板スペースの両方を節約します。

すべてのモデルはIEC/UL/EN 62368-1および60950-1の認定を受けており、低電圧およびRoHS指令のCEマークが付いています。