LSM6DSO iNEMO™ 慣性計測ユニット（IMU）

STMicroelectronicsのLSM6DSOxxxは、3Dデジタル加速度計と3Dデジタルジャイロスコープを搭載したシステムインパッケージのファミリです。LSM6DSOは、高性能モードで0.55mAという低消費電流で性能をブーストし、アプリケーション内での常時動作を実現し、エンドユーザーに最適なモーション体験を提供します。

LSM6DSOは主要なOS要件をサポートし、動的データバッチ処理用に9キロバイトの実際の仮想およびバッチセンサを提供します。STMicroelectronicsのMEMSセンサモジュールのファミリは、マイクロマシン加速度計やジャイロスコープの製造ですでに使用されている堅牢で成熟したプロセスを活用します。

各種のセンサ素子は特化されたマイクロマシニングプロセスを使用して製造されていますが、ICインターフェースは、センサ素子の特性によりよく一致するようにトリミングされた専用回路の設計を可能にするCMOS技術を使用して開発されています。

LSM6DSOは、±2g、±4g、±8g、±16gのフルスケール加速範囲と、±125dps、±250dps、±500dps、±1000dps、±2000dpsの角速度範囲を備えています。このモジュールには、ジャイロスコープと加速度計の両方に構成可能なOISおよび補助SPI専用の構成可能信号処理パスが含まれており、LSM6DSOはEISおよびOISアプリケーションを完全にサポートします。

機械的衝撃に対する高い堅牢性により、LSM6DSOは、信頼性の高い製品を作成および製造するためのシステム設計者にとって好ましい選択肢となっています。LSM6DS0は、プラスチック製のランドグリッドアレイ（LGA）パッケージで提供されます。

LSM6DSO32Xは、32gの3Dデジタル加速度計と3Dデジタルジャイロスコープを搭載したシステムインパッケージであり、高性能モード時には0.55mAでの電力性能を向上し、さらに常時オン低電力機能を有効にして、ウェアラブル、ハードフォール検出、ナビゲーション、および資産追跡アプリケーションでの最適なモーション体験を実現します。

LSM6DSO16ISは、3軸デジタル加速度計と3軸デジタルジャイロスコープを搭載したシステムインパッケージで、高性能モードでは0.59mAで性能をブーストし、パーソナル電子機器やIoTソリューションで最適なモーション結果を得るための常時オン低消費電力機能を実現します。LSM6DSO16ISには、新しいSTカテゴリの処理であるISPU（インテリジェントセンサプロセッシングユニット）が組み込まれており、センサデータに依存するリアルタイムアプリケーションをサポートします。ISPUは、エッジで信号処理とAIアルゴリズムを実行できる、超低電力かつ高性能のプログラマブルコアです。ISPUの主な利点は、Cプログラミングと、ライブラリとサードパーティツール/IDEを使用した充実したエコシステムです。