IPS160HFおよびIPS161HFシングルチャネルハイサイドスイッチ

STMicroelectronicsのIPS160HFとIPS161HFは、片側がグランドに接続された状態（ハイサイドスイッチ）で容量性、抵抗性、または誘導性の負荷を駆動できるモノリシックデバイスです。推奨される動作電圧は8V～60Vですが、電源ピンのブレークダウン電圧は65Vに達する可能性があります。デバイスは、起動時の短い伝搬遅延時間（<100μ）により、インターフェイスタイプC（またはD）クラス3のSIL（安全度整合性レベル）アプリケーション要件に対応します。

IPS160HFとIPS161HFの2つのデバイスの唯一の違いは、電流制限保護の内部設定です。残りのすべての電気的パラメータは同じです。出力段は、周囲温度で標準的R_DS（ON）60mΩのNチャンネルパワーMOSFET、IPS160HFの場合は2.6A、IPS161HFの場合は0.7Aで内部的に制限されています。

外部コンデンサの値を選択することでプログラム可能なカットオフ時間と組み込み保護により、機能安全機械を実現するのに非常に適したデバイスである、IPS160HFおよびIPS161HFシングルスイッチハイサイドドライバです。