IIS2DULPXデジタル3軸リニア加速度センサ

STMicroelectronicsのIIS2DULPXはインテリジェントなデジタル3軸リニア加速度センサで、そのMEMSとASICは、可能な限り低い消費電流と、常時オン状態のアンチエイリアシングフィルタリング、アダプティブ自己構成（ASC）を備えた有限ステートマシン（FSM）および機械学習コア（MLC）、アナログハブ/Qvarセンシングチャンネルなどの機能を組み合わせるように特別に設計されています。

FSMとASC付きMLCは、IIS2DULPXに卓越した常時接続のエッジ処理能力を提供し、アナログハブ/Qvarセンシングチャンネルはシステムの最適化を新たに定義します。IIS2DULPX MIPI I³C®ターゲットインターフェースと組み込みの128レベルFIFOバッファによって、BOM、処理、または電力消費の視点からシステム統合を考慮したとき、この加速度センサを1つの基準とする一連の機能が揃うことになります。

このデバイスは、±2g/±4g/±8g/±16gのユーザー選択可能なフルスケールを持ち、1.6Hz～800Hzの出力データレートで加速度を測定することができます。IIS2DULPXは、自由落下、ウェイクアップ、シングル/ダブル/トリプルタップ認識、アクティビティ/非アクティビティ、6D/4D方向判定など、動きと加速度の検出を処理する専用内部エンジンを備えています。

このデバイスは、小型で薄型のプラスチック製ランドグリッドアレイ（HCLGA）パッケージで入手でき、-40°C～+105°Cの拡張温度範囲での動作が保証されています。

特長

• デジタル出力付き3軸加速度センサ
• ±2g/±4g/±8g/±16gプログラム可能フルスケール
• 出力データレート：1.6Hz～800Hz、帯域幅：最大400Hz
• 高速I²C/SPI/MIPI I3Cデジタル出力インターフェース
• 超低消費電流と低ノイズ（220μg/√Hzまで）
• 4つの動作モード
• 組み込み機械学習コア（MLC）
• プログラム可能な有限ステートマシン（FSM）
• 適応型自己構成（ASC）
• 組み込みデジタル機能（自由落下、ウェイクアップ、シングル/ダブル/トリプルタップ認識、アクティビティ/非アクティビティ、6D/4D方向、高機能歩数計、歩数検出器、歩数カウンタ、有意なモーション検出、傾き検出）
• 組み込みFIFO
• 統合アナログハブ/Qvarセンシングチャンネル
• 拡張動作温度範囲：-40°C～+105°C
• 電源電圧範囲1.62V～3.6V
• I²CおよびSPIインターフェース用独立IO電源（1.62V～3.6V）
• 小型パッケージ：2.0mm × 2.0mm × 0.74mm（最大）LGA 12リード
• 高耐衝撃性：10,000g
• ECOPACKおよびRoHS対応