EFM8BB1評価ツールと開発キット

Silicon LabsのEFM8BB1低コストキットは、使いやすく強力な評価ツールであり、開発の出発点です。統合されたデバッガと、迅速なプロトタイピングを可能にするシンプルなUSBマイクロ接続が含まれています。ボードはSimplicity Studio™で完全にサポートされており、すべてのペリフェラルのコード例とオンボードボタンとLEDを活用するデモが含まれています。キットには、Simplicity Studio、8051 IDE、またはPK51開発者キットで使用できる無料の無制限のKeilコンパイラライセンスも用意されています。Simplicity StudioがインストールされたホストPCにボードを接続するだけで、フラッシュ、デバッグなどを実行できます。

EFM8BB1マイクロコントローラ

EFM8BB1製品ファミリは、機能や性能を犠牲にすることなく、Silicon Labsが低コストのマイクロコントローラスペースに参入した製品です。EFM8BB1ファミリはAEC-Q100認定で、複数のインシステムプログラマブル（ISP）フラッシュおよびRAMオプション、12ビットマルチチャンネルアナログ〜デジタルコンバータ（ADC）、高精度内部電圧リファレンス、プログラム可能なヒステリシスと応答時間を備えた2つのアナログコンパレータ、拡張温度範囲（最大+125°C）および各種の通信周辺機器（I²C、SPI、UART）を備えた高効率の強化型8051パイプラインアーキテクチャが特長です。さらに、この製品ファミリは、独立して構成可能な3つの拡張分解能PWMチャンネルをサポートし、過電流保護および障害検出のためのハードウェアキル/セーフステート機能も内蔵しています。EFM8BB1ファミリは、2KB〜8KBフラッシュの8ビットMCUおよび256/512バイトRAMを16-SOIC、24-QSOP、および20-QFNパッケージで提供します。

EFM8BB1 MCUは、低メモリ、低ピン数のアプリケーションに最適です。これらのMCUは、1〜2システムクロックサイクルで命令の70％を実行する非常に効率的で強化された8051パイプラインアーキテクチャCPUコアを備えています。EFM8BB1ファミリは、高度なアナログ、デジタル、通信周辺機器、および高精度発振器を非常にコスト効率の高い20ピンQFN（3mm x 3mm）、24ピンQSOP、および16ピンSOICパッケージに統合することにより、機能密度を次のレベルに引き上げます。MCUアーキテクチャは、開発者がアプリケーションのニーズとレイアウトの制約に基づいて周辺機器とピン配置を選択できる特許取得済みのクロスバーも備えています。このアーキテクチャ機能により、開発者はプリセットの制限やピンの競合を心配することなく設計できるため、小さなピン配置パッケージを使用できます。これにより、PCBルーティングが簡素化され、PCBレイヤーが最小限に抑えられ、最終的に設計時間が短縮され、システムコストが削減されます。そして最も重要なことは、ピンの使用が最適化されることです。これらのオンチップ機能により、開発者は外付け部品を最少にすることができ、競合他社のMCUと比べてコストを大幅に削減するソリューションが実現されます。EFM8BB1ファミリは、高レベルの統合とクラス最高のパフォーマンスを備えているため、広範な民生用および産業用アプリケーションに最適です。