OpenMV Cam H7
Arduino、Raspberry Pi対応マシンビジョンセンサ、OV7725カメラなどを搭載したSeeedが配給するOpenMVマイコンボード
Seeed TechnologyのOpenMV Cam H7は、ユーザーが実世界でマシンビジョンを使用してアプリケーションを簡単に実装できるようにする小型低電力マイクロコントローラボードです。ユーザーは、CやC++の代わりに高レベルのPythonスクリプト(MicroPython OSの提供)でOpenMV Camをプログラムできるため、マシンビジョンアルゴリズムの複雑な出力処理や高レベルのデータ構造の操作が容易になります。さらに、OpenMV CamとそのI/OピンをPythonで完全に制御できます。外部イベントをトリガにして写真やビデオを撮影したり、マシンビジョンアルゴリズムを実行してI/Oピンの制御方法を考えたりすることが簡単にできます。
特長
- STM32H743VI Arm® Cortex®-M7プロセッサは、1MB RAMと2MBフラッシュを搭載し、480MHzで動作します。すべてのI/Oピンは3.3Vを出力し、5Vトレラントです。プロセッサ搭載のI/Oインターフェース:
- ユーザーPCへのフルスピードUSB(12Mbs)インターフェース。OpenMV Camを接続して、仮想COMポートとUSBフラッシュドライブとして表示
- 100Mbsの読み取り/書き込みが可能なmicroSDカードソケットにより、OpenMV Camでビデオを録画し、microSDカードからマシンビジョンアセットを簡単に取り出すことが可能
- 最大100Mbsで実行できるSPIバスにより、システムの画像データをLCDシールド、Wi-Fiシールド、または別のマイクロコントローラに簡単にストリーミング可能
- I²Cバス、CANバス、非同期シリアルバス(Tx/Rx)で他のマイクロコントローラやセンサと接続可能
- 12ビットADCと12ビットDAC
- サーボ制御用の3つのI/Oピン
- すべてのI/Oピンでの割り込みとPWM(ボードには10本のI/Oピン搭載)
- 1つのRGB LEDと2つの高出力850nm IR LED
- 着脱可能なカメラモジュールなので、OpenMV Cam H7は各種センサと接続可能:
- OpenMV Cam H7には、解像度が320 x 240を超える場合は60FPSで、解像度が320 x 240を下回る場合は120FPSで、640 x 480 8ビットグレースケール画像または640 x 480 16ビットRGB565画像を撮影できるOV7725イメージセンサが付属しています。ほとんどの単純なアルゴリズムは60FPS以上で実行されます。イメージセンサには、標準のM12レンズマウントに2.8mmレンズが付属しています。特殊なレンズは別途購入して、必要に応じて取り付け可能
- LiPoバッテリコネクタは、ホビイストのロボットアプリケーション用にオンラインで一般市販されている3.7V LiPoバッテリと互換
- フレーム差分
- カラー追跡
- マーカー追跡
- 顔検出
- 視線追跡
- 人物検出
- 光学フロー
- QRコードの検出/デコード
- データマトリクスの検出/デコード
- 線形バーコードのデコード
- AprilTagトラッキング
- ラインの検出
- 円の検出
- 矩形の検出
- テンプレートマッチング
- 画像キャプチャ
- ビデオ録画
- マイクロコントローラ用のTensorFlow Lite

