Raspberry PiのPicoBoard
Raspberry Pi初の自社開発マイクロコントローラチップ向けの開発ボード
Raspberry PiのPicoBoardは、Raspberry Piが社内開発したRP2040マイクロコントローラチップ用の低コストかつ柔軟性に優れた開発ボードです。これには、2MBのフラッシュと電源、データ、およびプログラミング用のマイクロUSBポートを備えたRP2040マイクロコントローラチップが含まれています。40ピンのディップスタイルヘッダは、26個の多機能3.3V GPIO、23個のデジタルのみのGPIO、および3個のADC互換の追加機能を提供します。Pico開発ボードには、トラブルシューティングと監視用の3ピンArm®シリアルワイヤデバッグ(SWD)ポートも含まれています。
PicoBoardは、0.1インチのピンヘッダと一緒に使用するか、ユーザーI/Oピンが菊型に配置されており、面実装モジュールとして使用するように設計されています。USBコネクタの下にはSMTパッドとBOOTSELボタンもあり、SMTモジュールとして使用した場合、信号へのアクセスが可能になります。オンボードSMPSは、1.8V~5.5Vの範囲の幅広い電圧から、開発ボードで使用される3.3Vを生成できます。これにより、単一のリチウムイオン電池、USBコード、または3本の単3電池を直列に接続するなど、いくつかの異なる電源を使用できます。
PicoBoardのプログラミングは、いくつかの異なる方法で実行できます。USBを使用すると、PicoBoardは、ユーザーがファイルをデバイスにドラッグアンドドロップできる大容量記憶装置として表示されます。SWDポートを介してプログラミングする場合、ユーザーはデバッグと一緒にインタラクティブにプログラミングできます。
- 英国のRaspberry Piによって設計されたRP2040マイクロコントローラチップ
- 最大133MHzで動作する柔軟なクロックを備えたデュアルコアArm Cortex® M0+プロセッサ
- 264KBのSRAMと2MBのオンボードフラッシュメモリ
- 菊型モジュールによりキャリアボードへの直接はんだ付け可能
- USB1.1ホストおよびデバイスのサポート
- 低電力スリープおよび休止モード
- USB経由の大容量記憶装置を使用したドラッグアンドドロッププログラミング
- 26個の多機能GPIOピン
- 2個のSPI、2個のI²C、2個のUART、3個の12ビットADC、および16個の制御可能なPWMチャンネル
- オンチップの正確な時計とタイマ
- 温度センサ
- オンチップの高速浮動小数点ライブラリ
- カスタム周辺機器サポート用の8つのプログラム可能なI/O(PIO)ステートマシン




