EPD拡張キットGen 2

Pervasive DisplaysのEPD拡張キット第2世代（EXT2）は、電子ペーパーの評価を簡素化するために必要なあらゆる要素を提供します。Texas InstrumentsのLaunchPadシリーズ マイクロコントローラ開発キットと連動するように設計されたこのキットは、基板背面に標準のピンヘッダーを備えています。上側には、フレキシブルプリント基板（FPC）ケーブルを介してディスプレイと接続するための3種類のコネクタバリエーションが用意されています。これらのコネクタは、AuroraおよびSpectraシリーズの外部タイミングコントローラ（eTC）と内部タイミングコントローラ（iTC）の両方のディスプレイタイプをサポートします。

サポートされるディスプレイは、1.44インチ、128 x 96の解像度から12.2インチ、960 x 768の解像度までのサイズがあり、Aurora Ma、Aurora Mb、Aurora -25（低温ディスプレイ）、Spectra、およびSpectra Yellowフィルムに対して黒/白、黒/白/赤、黒/白/黄色です。タッチパネルの統合は、I²Cを介して制御可能な追加コネクタによってサポートされ、フロントライトガイドにはそれぞれ専用のインターフェースが用意されています。直角のコネクタとマルチカラーのブリッジケーブルの組み合わせにより、他の回路やハードウェアシステムとプラットフォームの統合が簡単になります。

MSP430、MSP432、およびTiva Cシリーズから選択したLaunchPadプラットフォーム向けのプロジェクトは、Texas Instrumentsの統合開発環境であるCode Composer Studio™に用意されています。電子ペーパーのディスプレイドライバはソースコードとして検出されるため、アプリケーションのデバッグとシステム統合の両方が容易になります。EXT2はLaunchPadの両端にあり、ブリッジングコネクタがボードの最下部に面しています。機能のデモンストレーションのみを目的としている場合は、スタンドアロンのUniFlashプログラミングユーティリティを使用してマイクロコントローラにフラッシュできるビルド済みのバイナリも利用できます。

EXT2は、テストを簡素化するPervasive DisplaysのスタンドアロンソフトウェアアプリケーションであるPDiアプリと組み合わせて使用することもできます。さまざまな画像をディスプレイにダウンロード（グローバルアップデート）できるほか、ターゲットディスプレイ用の1ビットのビットマップ画像を作成するツールを提供します。このツールは、変更が必要なピクセルのみを更新するF=fast更新機能も備えており、表示更新速度を向上させます。

EXT2開発ボードは、従来のディスプレイテクノロジに代わる低電力の選択肢を提供し、Pervasive Displaysの電子ペーパーテクノロジのパフォーマンスと耐久性を発見するのに最適なツールです。