Arm® Cortex®-M33およびDSPコアを搭載したi.MX RT600クロスオーバーMCU

高性能なリアルタイム動作と高度なセキュリティ機能を備えたNXPのi.MXクロスオーバーMCU

NXPのi.MX RT600クロスオーバーMCUの画像NXPのi.MX RT600は、32ビットの没入型オーディオ再生および音声ユーザーインターフェースアプリケーション向けに最適化されたクロスオーバーMCUで、高性能のCadence®製Tensilica® HiFi 4オーディオDSPコアと次世代Cortex®-M33コアとを組み合わせています。i.MX RT600ファミリは、NXPのEdgeVerse™エッジコンピューティングプラットフォームの一部です。クロスオーバーMCUのRT600ファミリは、安全で電力が最適化された組み込みプロセッサを備え、音声支援エンドノードの可能性を最大限引き出す設計になっています。

i.MX RT600ファミリは、最大4.5MBのオンチップSRAMと、オンザフライ復号化エンジンを備えたOctal/Quad SPIインターフェースを含む、オフチップフラッシュにアクセスするためのいくつかの高帯域幅インターフェースを提供します。さらに、このファミリは、豊富な周辺機器セット、高度なセキュリティ機能、および省電力モードと高速ウェイクアップ時間による極めて低い電力消費を実現します。

特長
  • 高性能のリアルタイム操作
    • 最大300MHzで動作するArm® Cortex-M33
    • クワッド32x32 MAC、最大600MHzで動作する、オプションのCadence製Xtensa® Hi-Fi4 DSP
  • 豊富な機能セット
    • デジタルマイクインターフェースは最大8チャンネルをサポート
    • 最大8つのFlexcomms(最大8つのSPI、8つのI2C、8つのUART、および4つのI2Sチャンネル(合計8つのインスタンス)をサポート)
    • 最大2つのSD/eMMCメモリカードインターフェース
  • 低電力
    • 有効電力とリーク電力の両方に最適化された28nm FD-SOIプロセス
  • 高度なセキュリティ
    • 一意のキーストレージに基づくSRAM物理的クローン化不可能機能(PUF)
    • 対称(AES-256およびSHA2-256)および非対称暗号(ECCおよびRSA)の高速化
    • オプションのヒューズベースのルートキーストレージメカニズム
応用
  • オーディオサブシステム
  • MLベースのエッジアプリケーション
  • 音声認識民生用電子機器
  • 音声UI対応のIoTデバイス

i.MX RT600 Crossover MCU

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刊行: 2020-05-13