SCH16T-K01 6DoF慣性センサ

Murata ElectronicsのSCH16T-K01は、高精度の機械制御と位置決めアプリケーションを可能にする慣性6DoF XYZ軸ジャイロスコープとXYZ軸加速度センサです。このデバイスは、Murataの次世代SCH16T 6DoFファミリの最初の製品バージョンであり、今後さらなるバリエーションが予定されています。Murataの業界実績のある3D MEMSプロセスは、SCH16T製品ファミリのために更新され、強化されてきました。このセンサは、より優れた位置決めソリューションに対する市場のニーズを満たすために設計され、いくつかの新たな時間同期機能によってサポートされた比類のないレベルの性能を提供します。SCH16T-K01は、0.5dphの標準的なバイアス不安定性と最大0.3mdps/√Hzのノイズ密度を持つ洗練されたジャイロを搭載しています。加速度センサのダイナミックレンジは26gまでで、飽和や振動に対する耐性を提供します。このコンポーネントは、全温度範囲を通じて優れた直線性とオフセット安定性を示します。その出力は内部で交差軸補正されているため、ユーザー側で大掛かりな較正を行う必要がありません。さらに、これらの機能を統合することで、SCH16T-K01は、現場での較正を必要とせず、機械制御やガイダンスにおいて驚くほど正確な測定を行うことができます。建設機械や農業機械、マテリアルハンドリング機器、船舶用計器などの産業用アプリケーションやユースケースに最適です。

特長

• 角度レート測定範囲：±300°/s
• 加速度測定範囲：±8g
• 最大±26gのダイナミックレンジを持つ補助デジタル加速度センサチャンネル
• 0.3°/hまでのジャイロスコープバイアス不安定性
• 0.4m°/s/√Hzまでのジャイロスコープノイズ密度レベル
• 出力補間とデシメーション用オプション
• データ準備完了出力、タイムスタンプインデックス、クロックドメイン同期用SYNC入力機能
• 動作温度範囲：-40°C～+110°C
• 3.0V～3.6V電源電圧、1.7V～3.6V I/O電源
• SafeSPI v2.0インターフェース
• 20ビットと16ビットの出力データ、SPIフレームで選択可能
• 豊富な自己診断機能
• 12mm × 14mm × 3mm（長さ × 幅 × 高さ）SOIC-24 倒立型ハウジング、<170mm²のフットプリントでプリント基板に実装可能
• AEC-Q100規格に基づく認証
• 鉛フリーはんだ付けプロセスおよびSMD実装に適したRoHS準拠の堅牢なSOICプラスチックパッケージ
• 実証済みの静電容量式3D-MEMS技術