MCP37221 14ビットA/Dコンバータ

Microchip TechnologyのMCP37221は、最大サンプリングレートが200MSPSの14ビットパイプラインADCです。74dBを超える信号対ノイズ比（SNR）と90dBを超えるスプリアスフリーダイナミックレンジ（SFDR）の高精度により、高速入力信号の高精度測定が可能になります。このデバイスは、LVDSデジタルI/Oを含め、200MSPSで490mWの非常に低い消費電力で動作します。より低い省電力モードは、スタンバイの場合は144mW、シャットダウンの場合は28mWで使用できます。MCP37221-200には、システム設計、コスト、および電力使用量を簡素化する多くのデジタル処理機能が含まれています。具体的には、SNRを改善するためのデシメーションフィルタ、個々の位相、オフセットとゲインの調整、およびマルチチャンネルモードでの時間遅延補正のための部分遅延回復が含まれます。データは、シリアルDDR LVDSまたはパラレルCMOSインターフェースを介して利用可能であり、シリアルペリフェラルインターフェース（SPI）を介して構成されます。このデバイスは、TFBGA-121およびVTLA-124パッケージで入手できます。TFBGA-121パッケージは、車載アプリケーション（AEC-Q100）に適合しています。MCP37221 ADCは、通信機器、セルラー基地局、スキャナ、LIDAR、およびレーダアプリケーションに最適です。

特長

• 14ビット分解能
• 200MSPSの最大サンプリングレート
• LVDSデジタルI/Oなど、フルサンプリングレートでの低電力490mW動作
• スタンバイ時は144mW、シャットダウン時は28mWの省電力モード
• 200MSPSで>74dBFS SNR
• 200MSPSで>90dBFS SFDR
• SNRを改善するためのデシメーションフィルタ
• 個々のチャンネルの位相、オフセット、ゲイン調整
• マルチチャンネル操作（デュアル/オクタルチャンネルモード）での時間遅延補正のための部分遅延回復
• 500MHzの入力チャンネル帯域幅
• シリアルDDRLVDSまたはパラレルCMOSでの出力データ形式
• SPIによる構成
• TFBGA-121パッケージ：AEC-Q100認定、温度グレード1：-40°C～+125°C
• VTLA-124パッケージ：温度範囲-40°C～+85°C