MAX30001生体電位/生体インピーダンスアナログフロントエンド（AFE）

Analog DevicesのMAX30001CWV+は、生体電位および生体インピーダンス（BioZ）を含むアナログフロントエンド（AFE）ソリューションで、ウェアラブルアプリケーションに好適です。このソリューションは、フィットネスおよび臨床アプリケーション用に高性能を提供し、超低電力によって長い電池寿命を実現します。この製品は30 WLPで入手でき、0°C～+70°Cの温度範囲で動作します。

MAX30001は、心電図（ECG）波形、心拍数、およびペースメーカーのエッジ検出を提供できます。また、このデバイスには、呼吸の測定が可能な単一のBioZチャンネルが含まれます。生体電位およびBioZチャンネルは、高い入力インピーダンス、低ノイズ、高CMRR、プログラム可能ゲイン、各種ローパス/ハイパスフィルタオプション、および高分解能A/Dコンバータ（ADC）を提供します。また、両方のチャンネルは、ESD保護、EMIフィルタ、内部リードバイアス、DCリードオフ検出、スタンバイモード時のリードオン検出、および組み込みセルフテスト用の広範な較正電圧を備えています。ソフト起動シーケンスによって、大きい過渡が電極に流入しないことを確保します。

生体電位チャンネルはDC結合され、大きい電極電圧オフセットに対応可能で、除細動や電気外科などのオーバードライブ状態から迅速に回復するための高速リカバリモードを備えています。生体インピーダンスチャンネルはプログラム可能な電流ドライブを内蔵し、一般的な電極との組み合わせで動作し、2または4電極測定が可能な柔軟性を備えています。また、これはACリードオフ検出を備えています。

設計ソリューション - ウェアラブル心臓モニタリングからストレスを取り除く

特長

• 高分解能データコンバータを備えた医療グレードECG AFE
• 現実的条件でのCMRRの大幅な向上と高い入力インピーダンスによって、ドライスタートを向上
• 高い入力インピーダンスによって、コモンモード-差動モード変換の向上を提供
• 1GΩを超える高い入力インピーダンスによって、非常に低いコモンモード-差動モードを実現
• 高い電極インピーダンスによって、入力におけるドライスタート時の信号減衰を最小化
• ±650mV（1.8V、標準）の高いDCオフセット範囲によって、多様な電極と組み合わせて使用可能
• 高い65mV_PP（ECG）および100mV_PP（BioZ）のACダイナミックレンジによって、モーション/ダイレクト電極ヒットが存在する場合の飽和を防止
• リードオン割り込み機能によって、有効なリード状態が検出されるまでµCをディープスリープモードに維持することが可能
• 割り込み機能を備えた心拍数検出の内蔵によって、µCでのHRアルゴリズムの実行が不要
• 構成可能な割り込みによって、各心拍時にのみµCをウェイクアップし全体的なシステム電力を削減することが可能
• 高精度によって、より生理学的なデータ抽出が可能
• 32ワード（ECG）および8ワード（BioZ）のFIFOによって、256msの間MCUをパワーダウン状態にしたままで完全なデータ収集が可能
• 高速SPI
• シャットダウン電流：0.5µA（標準）