ハイサイドLED電流検出およびPWM調光MOSFETドライバ内蔵のMAX16834ハイパワーLEDドライバ

Analog DevicesのMAX16834は、ブースト、バックブースト、SEPIC、およびハイサイドバックのトポロジ用の電流モード高輝度LED（HB LED）ドライバです。 スイッチングコントローラによって制御されるnチャンネルパワーMOSFETスイッチの駆動に加えて、この製品は、LEDのPWM調光を実現するnチャンネルPWM調光スイッチも駆動します。 MAX16834は、広範囲の調光制御で固定周波数HB LEDドライバを実装するのに必要なすべての構成要素を内蔵しています。 MAX16834は、PWMコントローラのデューティサイクルを制御するための設定可能なスロープ補償を備えた定周波数ピーク電流モード制御を特長としています。

LEDストリングと直列に接続された外付けnチャンネルMOSFETを駆動するように設計された調光ドライバが、最大20kHzの広い範囲の調光制御を提供します。 PWM調光に加えて、MAX16834は、REFIにDC入力を使用するアナログ調光を提供します。 設定可能なスイッチング周波数（100kHz～1MHz）によって、効率化と基板スペース削減のための設計最適化が実現できます。 RT/SYNCとグランド間の1つの抵抗が、100kHz～1MHzのスイッチング周波数を設定し、一方、RT/SYNCの外部クロック信号が内部発振器をディスエーブルにし、MAX16834を外部クロックと同期させることができます。 MAX16834の内蔵ハイサイド電流検出アンプによって、バックブーストアプリケーションでの、別個のハイサイドLED電流検出アンプは不要です。

MAX16834は、4.75V～28Vの広い電源範囲で動作し、ハイパワーLEDドライバアプリケーションにおけるパワーMOSFET駆動用3Aのシンク/ソースゲートドライバを備えています。 また、この製品は、外部電圧クランプ付きブースト構成では、28Vより大きい値の入力電圧で動作することができます。 MAX16834は、ブーストまたはバックブーストなどのDC/DCコンバータアプリケーションにも適します。 その他の機能として、外部イネーブル/ディスエーブル入力、内蔵発振器、LEDオープン/短絡または温度過昇状態のフォールトインジケータ出力（アクティブローFLT）、および真の過電圧保護用の過電圧保護検出入力（OVP+）などがあります。

MAX16834は、熱的に強化された4mm x 4mmの20ピンTQFN-EPパッケージおよび熱的に強化された20ピンTSSOP-EPパッケージで入手でき、-40°C～+125°Cの自動車用温度範囲で仕様規定されています。

フルサイズの図