JOH21/JOD21/JOE21シリーズ 低ジッタ差動発振器

Jauch QuartzのJOD21、JOE21、およびJOH21シリーズは、差動出力を備えた低ジッタ発振器で、厳格なタイミングと高精度な同期が要求されるアプリケーション向けに設計されており、優れた安定性と精度を特長としています。これらの小型発振器の低位相ジッタは、高速通信における信頼性の高いデータ伝送を保証します。これらの低ジッタ発振器は、5Gネットワークインフラストラクチャ、サーバ、データセンター、Ethernet、SDH/SONET、光モジュール、ストレージデバイス、およびIoT（モノのインターネット）デバイスなど、要求が厳しいアプリケーションの重要な部品となっています。

差動発振器は、動的な5G通信および急成長を遂げるデータセンター分野において重要な役割を果たしています。これらの発振器は光ファイバネットワーク、特にPCI Express®と接続されたコアネットワークにおいて使用されます。データ伝送速度の向上（100G～400G Ethernet）に対応し、さらに800G Ethernetまで拡張する可能性を追求しています。この発振器のファミリは、高容量光通信モジュールに対して高まる需要への対応に役立ちます。

JOD21、JOE21、およびJOH21発振器は、スペースが限られたアプリケーションに適した小型2.0mm x 1.6mmの業界標準サイズで、卓越した性能を発揮します。LVDS、LVPECL、およびHCSLなど、複数の出力論理信号レベルが利用可能であり、これにより、これらの発振器は、12kHz～20MHzのオフセット、および156.250MHzの出力周波数において、60fsまでの超低ジッタ性能を実現できます。この優れた性能と最小限の位相ジッタは、クリアで安定したデータ伝送と処理に不可欠です。さらに、これらのデバイスは全体で±50ppmの安定性を維持し、-40°C～+125°Cの広範な温度範囲で効率的に動作し、一貫した性能を保証します。JOD21、JOE21、およびJOH21シリーズの発振器は、すべての関連する法的および安全基準に準拠しています。これらの製品は、欧州のREACHおよびRoHS規制に完全に準拠しており、鉛および紛争鉱物は100%不使用で、安全性と信頼性が確保されています。