TRAVEO™ T2G Cluster 4M Liteキット

InfineonのTRAVEO T2G Cluster 4M Liteキットは、TRAVEO T2G CYT3DLの機能と属性を評価するために特別に作成されたコスト効率の良い評価ボードです。CYT3DLは、計器クラスタやヘッドアップディスプレイ（HUD）などの車載用システム専用のTRAVEO T2Gマイクロコントローラのファミリです。このファミリは、2Dグラフィックスエンジン、サウンド処理、プライマリ処理用の最大240MHz動作のArm® Cortex®-M7 CPU、およびペリフェラルとセキュリティ処理用のArm Cortex-M0+ CPUを備えています。さらに、WVGA GFXと2つのユニークなパッケージ、216ピンTEQFPと272ボールBGAが含まれています。TRAVEO T2G CYT3DLファミリは、フレキシブルデータレート付きコントローラエリアネットワーク（CAN FD）、ローカルインターコネクトネットワーク（LIN）、クロック拡張ペリフェラルインターフェース（CXPI）、Ethernetをサポートする組み込みペリフェラルを搭載しています。このデバイスは先進の40nmプロセスで製造され、Infineonの低消費電力フラッシュメモリと複数の高性能アナログおよびデジタルペリフェラルを内蔵し、セキュアコンピューティングプラットフォームの構築を可能にします。

TRAVEO T2G Cluster 4M Liteキットには、プログラミングおよびデバッグ機能を実現するMiniprog4が付属しています。さらに、CYUSB3014-BZXCの搭載により、RGBディスプレイ信号のUSBパケットへの変換が容易になり、PC上でメディアプレーヤアプリケーションを実行することでRGBフレームを視覚化でき、物理的なディスプレイが不要になります。