BPSシリーズ バッテリ安全性圧力センサ

HoneywellのBPSシリーズは、熱暴走を検知する車載グレードの圧力センサ

「HoneywellのBPSシリーズ バッテリ安全性圧力センサ」の画像Honeywellの車載用圧力センサBPSシリーズは、MEMS(Microelectromechanical System)とASIC(Application-Specific Integrated Circuit)技術を組み合わせて、電気自動車やESS(Energy Storage System)のバッテリパックの圧力変化を検出するセンサです。検出された値は、CAN(Controller Area Network)通信により、BMS(Battery Management System)に送信されます。

熱暴走は、電気自動車に使用されるリチウムイオン電池に固有の安全上のリスクです。これは、リチウムイオン電池セルが不可逆的な自己発熱状態になり、最終的に発火に至るという現象です。リチウムイオン電池に使用される電解質は揮発性が高く、可燃性です。電池パックを酷使すると発熱性の化学反応が始まり、自己発熱する不可逆的な状態(熱暴走)が発生し、さらに熱と圧力を発生させる可能性があります。BPSシリーズにより、リチウムイオン電池パックの熱暴走イベントを早期に検出できます。

BPSシリーズは、50kPa~300kPaの絶対圧力を測定します。絶対圧力と圧力変化率の両方に対して設定可能な警告閾値があり、電力消費を削減するためにECOモードまたは連続モードで動作します。BPSシリーズは、RoHS対応で車載用認定を受けており、より高い品質と信頼性の要件を満たすAEC-Q100認定の集積回路を統合しています。

このシリーズは、製品化までの時間を短縮し、システム全体のコストを削減し、信頼性を強化するというアプリケーションのニーズに合わせてカスタマイズできます。

特長と利点

  • 高精度と低温度ドリフト
  • 検出範囲:50kPa~300kPaの絶対圧力
  • 絶対圧力と圧力変化率の警告閾値を設定することで様々な種類の機器に対応可能
  • CAN通信プロトコル
  • 信頼性の高いシステム統合のためのウェイクアップ出力とリクエスト入力
  • ECOモード(低消費電力)または連続モードが選択可能
  • 動作温度範囲:-40°C~+105°C
  • CEおよびUKCA認定、REACHおよびRoHS対応
応用
  • バッテリ電気自動車
  • プラグインハイブリッド電気自動車
  • オンハイウェイ車両
  • オフハイウェイ車両
  • エネルギー蓄積

BPS Series Battery Safety Pressure Sensor

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刊行: 2023-01-26