スマートでウェアラブルな保健
デバイスソリューション

低消費電力で小型のデバイスにより高い性能と信頼性、自律性のソリューションを実現

保健はすべての人々に重要な課題です。 技術の進歩に伴い、保健デバイスはより小さくなり、今日では多くの人々が生活環境の維持および改善のためウェアラブルな保健デバイスを身に着けるようにまでなっています。 ウェアラブルな保健デバイスの設計における考慮点として、小型軽量であること、消費電力が非常に低いこと、極めて高い品質と信頼性が要求されることが挙げられます。 最後に、これらのデバイスはユーザーにとって快適であり、また従来のようなつなぎ合わせによる保健デバイスとは一線を画した高度な自律性を持つことが必要です。ADIは、設計者向けの「スマートでウェアラブルな保健デバイスソリューション」を開発しました。 このソリューションには、それに合致する推奨のマイクロプロセッサ（MCU）、ワイヤレス、アナログ/デジタルコンバータ（ADC）に加えて、心電図（ECG）と光アナログフロントエンド（AFE）、モーション、静電容量、オーディオ製品など各種のセンサが含まれます。

Analog DevicesのMCUには、ARM® Cortex®-M3コア、内蔵のデュアル24ビットADCとADuCM360、およびADuCM350用の単一の16ビットADCが登載されています。 AD8232は単一リードの超低消費電力ECG AFE心拍数モニタで、ADAS1000は5エレクトロンのECG AFEです。 ADXL345およびADXL362は3軸デジタルおよびデジタルMEMS加速度計です。 AD7147は、静電容量式センサとともに使用するよう設計されたCapTouch™テクノロジを採用しています。 AD7091、AD7124、AD7915は1MSPSで12ビット、24ビット、4チャンネルのシグマ-デルタ（Σ-Δ）、および1MSPSの16ビットADCです。 ADF7020、ADF7024、ADF7241はすべて、低消費電力のトランシーバです。 ADF7020は、433～464MHzおよび862～928MHzのISM帯域の周波数用に設計されています。 また、ADF7024もISM帯域用に設計されており、2レベル周波数（FSKおよびガウス周波数（GFSK））シフトキーイングの変調機能が追加されています。 ADF7241は2GHzのグローバルISM帯域用で、IEEE 802.15.4の要件に準拠しています。 SSM2518は2WのD級オーディオアンプ（AMP）です。

システムブロック図

製品

リソース

Circuits from the Lab™

• バッテリ駆動の患者監視アプリケーションにおけるECGフロントエンドへの電力供給（CN0308）
• 産業用信号レベル向けの高精度の24ビット、250kSPS単一電源シグマ-デルタADCシステム（CN0310）
• ADuC7024高精度アナログマイクロコントローラに接続されたADXL345デジタル加速度計による低g加速の感知（CN0133）
• ADA4505-2オペアンプ、ADR1581シャント参照、ADG1636スイッチを使用する高精度パルスオキシメータLED電流シンク（CN0125）

設計ツール/フォーラム

• 多重生理学パラメータによる患者の監視（MS-2126）
• ECG設計課題の低減手法（MS-2160）
• 保健アプリケーションの電力管理（MS-2569）
• CareFusionとAnalog Devicesとの対話：EEGアンプの性能最適化と消費電力削減（MS-2178）
• MS-1908：チップスケールパッケージングによるポータブル医療デバイスのサイズおよび重量削減（MS-1908）
• ECG/EEG/EMGシステムの生体電位電極センサ
• センサベース回路用の低ノイズ信号コンディショニング（MS-2066）