ADuM34xEクワッドデジタルアイソレータ

ADuM340E、ADuM341E、ADuM342Eは、ADIのiCoupler®技術に基づくクワッドチャンネルデジタルアイソレータです。高速相補型金属酸化膜半導体（CMOS）とバックツーバックのモノリシックエアコアトランス技術を組み合わせたこれらの絶縁コンポーネントは、卓越したパフォーマンス特性を提供し、5MbpsでCISPR 32/EN 55032 Class Bの制限に対応しています。5V動作で3ns未満のパルス幅歪みを備え、最大伝播遅延は13nsです。チャンネルマッチングは最大3.0nsとタイトです。

ADuM340E, ADuM341E, ADuM342Eデータチャンネルは独立しており、5.7kVrmsの耐電圧定格を持つ様々な構成で利用可能です（データシートの図26を参照してください）。これらのデバイスは、2.25V～5.5Vのどちらかの側の電源電圧で動作し、より低い電圧システムに対応するとともに、絶縁バリアにわたって電圧変換機能を実現します。

入力電源が供給されていないときに出力を所定の状態に遷移させる2つの異なるフェールセーフオプションが利用可能です。

EVAL-ADuM34XEEBZ評価ボードは、iCouplerデジタルアイソレータの5.7kVrms ADuM34xEファミリの簡易で効率的な評価をサポートします。また、未実装のU4を介して他の複数の16リードSOIC_W iCouplerデジタルアイソレータを検査する能力も付与され、ユーザーは対応デバイスの評価に適したJEDEC標準の16リードSOIC_Wパッドレイアウトと配線を得ることができます。

EVAL-ADuM34XEEBZボードは、各コンポーネント（U1～U4）の間にV字型の溝を備えているため、ユーザーはPCBを分割して、ブレッドボードまたは同様の試作ボード上で好みの特定のデバイスを簡単に調べることができます。