ADIのADT7310およびADT7410は、高精度デジタル温度センサです。これらは、バンドギャップ温度リファレンスとADCを内蔵し、温度を監視しデジタル化します。ADC分解能は、デフォルトで13ビット (+0.0625°C) に設定されています。この分解能は、構成レジスタの設定ビット7によって16ビット(+0.0078°C)に変化します。
ADT7310およびADT7410の動作は、2.7V~5.5Vの電源電圧にわたって保証されています。3.3Vで動作する場合の平均電源電流は210μA(標準)です。これらのセンサにはシャットダウンモードがあり、デバイスをパワーダウンし、標準2μAのシャットダウン電流を提供します。これらは、-55°C~+150°Cの温度範囲で動作する定格を持ちます。CTピンは、温度がプログラム可能なクリティカル温度制限を超えるとアクティブになるオープンドレイン出力です。デフォルトのクリティカル温度制限は+147°Cです。INTピンも、温度がプログラム可能制限を超えるとアクティブになるオープンドレイン出力です。INTおよびCTピンは、コンパレータまたは割り込みモードのどちらかで動作できます。ADT7310/ADT7410は、医療装置、環境制御システム、および熱保護アプリケーションに最適です。

| 特長 |
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- 高性能
- 温度精度
- -40°C~+105°Cの± 0.5°C(2.7V~3.6V)
- -40°C~+105°Cの± 0.4°C(3.0V)
- 16ビット温度分解能:+0.0078°C
- 6msの起動時における高速初回温度変換
- 容易な実装
- I2C互換インターフェース
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- 8ピン、ナローSOICパッケージ
- 低電力
- 電力節約1サンプル/秒(SPS)モード
- ノーマルモード:標準700μW@3.3V
- シャットダウンモード:標準7μW@3.3V
- 広い動作範囲
- 温度範囲:-55°C~+150°C
- 電圧範囲:2.7V~5.5V
- プログラム可能な割り込み
- クリティカル過温度割り込み
- 過温度/不足温度割り込み
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応用
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- 医療機器
- コンピュータ熱モニタリング
- 環境用制御システム
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