ADIN1200/1300低電力Ehternet PHY

Analog DevicesのADIN1300は、主に産業用Ehternetアプリケーション向けに設計された、低レイテンシおよび低消費電力仕様を備えた低電力、単一ポート、ギガビットEhternetトランシーバです。

この設計は、エネルギー効率の高いEhternet（EEE）物理層デバイス（PHY）コアを、関連するすべての共通アナログ回路、入力および出力クロックバッファリング、管理インターフェースとサブシステムレジスタ、MACインターフェースおよび制御ロジックと統合して、リセットとクロック制御およびピン構成を管理します。

ADIN1300は、6mm × 6mmの40ピンリードフレームチップスケールパッケージ（LFCSP）で提供されます。このデバイスは、3.3V_MACインターフェース電源の使用を想定しており、0.9Vと3.3Vの最小2つの電源で動作します。システムレベルの設計の柔軟性を最大限に高めるために、個別のVDDIO電源によって、管理データ入出力（MDIO）およびMACインターフェースの供給電圧は、ADIN1300の他の回路から独立して構成でき、1.8V、2.5V、または3.3Vでの動作が可能になっています。電源投入時、ADIN1300は、各電源が最小上限閾値を超えるまでハードウェアリセット状態に保持されます。ブラウンアウト保護は、電源を監視して1つ以上の電源が最小下限閾値を下回ったかどうかを検出し、電源が復帰してパワーオンリセット（POR）回路を満たすまでデバイスをハードウェアリセット状態に保つことによって提供されます。

MII管理インターフェース（MDIOインターフェースとも呼ばれる）は、ホストプロセッサまたはMAC（管理ステーション（STA）とも呼ばれる）とADIN1300の間に2線式シリアルインターフェースを提供し、PHYコア管理レジスタの制御およびステータス情報へのアクセスを可能にします。このインターフェースは、IEEE 802.3標準条項22および条項45の管理フレーム構造の両方と互換性があります。

ADIN1300は、ギガビット速度で最大150m、100Mbpsまたは10Mbpsで動作する場合は180mのケーブル長をサポートできます。