ADG1611/ADG1612/ADG1613クワッド（4）SPSTスイッチ

ADIのADG1611、ADG1612およびADG1613は、4つの独立した単極/単投（SPST）スイッチを内蔵しています。ADG1611とADG1612は、デジタル制御ロジックが反転されている点のみが異なります。ADG1611スイッチは、適切な制御入力でロジック0でオン状態となりますが、ADG1612スイッチにはロジック1が必要です。ADG1613には、ADG1611と同様のデジタル制御ロジックのスイッチが2つありますが、ロジックは他の2つのスイッチで反転されます。各スイッチはオン状態で両方向に等しく導通し、また電源電圧までの入力信号範囲に対応します。スイッチがオフの状態では、電源に達する信号レベルはブロックされます。ADG1613は、マルチプレクサアプリケーションで使用するブレークビフォアメイクのスイッチング動作を備えています。この設計には、デジタル入力を切り替える際に最小限の過渡状態で電荷注入が少ないという特長があります。このようなスイッチの超低オン抵抗により、低オン抵抗と歪みが重要になるデータ収集およびゲインスイッチングアプリケーションには、最適のソリューションになります。オン抵抗のプロファイルは全アナログ入力範囲で非常にフラットなので、オーディオ信号を切り替える際の優れた直線性と低歪みを保証します。CMOS構造は、超低消費電力を保証し、ポータブルおよび電池駆動機器に最適です。ADG1611/ADG1612/ADG1613は、電池駆動・通信・オーディオ/ビデオシステム向けに最適です。