Analog Devicesは、広帯域幅、高密度の計測器、エネルギーおよびヘルスケア機器向けに24ビット同時サンプリングシグマデルタA/Dコンバータのシリーズを提供します。 AD7768シリーズには、モジュラーデータ収集、オーディオテスト、および資産状態のモニタリングを含む計測器アプリケーションでAC信号とDC信号の両方の同期高精度測定を実現するために、各チャンネルでパワースケーラブルな変調器およびデジタルフィルタが含まれます。 AD7768シリーズの高スループット、高速セトリング応答、および同時サンプリングにより、テスト時間の高速化が実現します。 これは、テストのコストを低減し、より効率的な計測器設計を実現します。 AD7768シリーズの高チャンネル数は、低電力および高入力帯域幅を維持しながら、チャンネル密度を大幅に拡大する方法を、臨床のバイタルサインモニタリング機器などのヘルスケアデバイスに提供します。 また、これらのコンバータは、グリッド不均衡の検出および診断のために、より広い帯域幅にわたって高調波歪みを検出できることで、向上した電力品質モニタリングを提供します。 また、スケーラブルで構成しやすいレイアウトにより、システム設計者は、複数の機器プラットフォーム、性能ポイントおよび測定範囲にわたって単一のコンバータシリーズを使用することで、さらなる時間とコストを節約することができます。
24ビット、8チャンネルのAD7768および24ビット、4チャンネルのAD7768-4は、最も近い競合製品を凌ぐ6dBダイナミックレンジの利点を有し、最も広い使用可能帯域幅にわたって業界最高の積分非直線性(INL)性能を提供するとともに、10倍優れたオフセット、ゲイン誤差で30倍の低減、ゲインドリフトで2倍の向上を達成します。
| 特長および利点 |
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- 高精度のACおよびDC性能
- 8/4チャンネル同時サンプリング
- チャンネルあたり256kSPSの最大ADC出力データレート
- 108dBのダイナミックレンジ
- 110.8kHzの最大入力帯域幅(-3dB帯域幅)
- -120dB標準の全高調波歪み(THD)
- ±2ppmのフルスケールレンジ(FSR)積分非直線性(INL)、±50μVのオフセット誤差、±30ppmのゲイン誤差
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- 消費電力対ノイズ対入力帯域幅を最適化
- パワーモード、速度モード、入力帯域幅(BW)モードを選択可能
- 高速:最高速度、110.8kHz BW、51.5mW/チャンネル
- 中間:半分速度、55.4kHz BW、27.5mW/チャンネル
- エコ:最小電力、13.8kHz BW、9.375mW/チャンネル
- 入力BW範囲:DC~110.8kHz
- プログラム可能な入力帯域幅/サンプリングレート
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| 応用 |
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- データ収集システム:USB、PXI、およびEthernet
- 計測器および産業制御ループ
- オーディオテストおよび測定
- 振動および資産状態モニタリング
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- 3相電力品質解析
- ソナー
- 高精度医療用脳波図(EEG)、筋電図検査、および心電図(ECG)
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