AD4000/AD4001/AD403/AD4004/AD4005の16ビット、アナログデジタルコンバータ

ADIのAD4000/AD4001/AD4003/AD4004/AD4005は、低ノイズ、低電力、高速の16ビット、2MSPSの高精度逐次比較レジスタADCです。AD4000は、信号チェーンの電力を低減し、信号チェーンの複雑さを低減し、より高いチャンネル密度を可能にする使いやすい機能を組み込んでいます。高Zモードを、ロングアクイジションフェーズと組み合わせることで、専用の高電力、高速ADCドライバが不要となり、このADCを直接駆動できる低電力の高精度アンプの範囲が広がるとともに、最適な性能を達成します。入力スパン圧縮機能により、負電源を必要とせずに、ADCドライバアンプとADCを共通の電源レールで動作させることができ、ADCの全コード範囲を維持します。シリアルペリフェラルインターフェース（SPI）の低クロックレートの要件により、デジタル入出力の消費電力が低減され、プロセッサのオプションが広がり、デジタル絶縁にわたるデータ伝送のタスクが簡素化されます。

AD4000/AD4001/AD4003/AD4004/AD4005は1.8V電源で動作し、2.4V～5.1Vの範囲のV_REFで、グランドセンス（IN-）を基準にして0V～V_REFの間のアナログ入力（IN+）をサンプリングします。これらのデバイスは、ターボモードでは、sCkレートが最小75MHzの時に2MSPSでわずか14mWしか消費せず、最大±1.0LSBのINLを実現し、93dBのSNRで16ビットでミッシングコードがありません。リファレンス電圧は外部から供給し、電源電圧とは独立して設定することができます。