HarvestKit™ AMA3BHARV1環境発電リファレンス設計

AmbiqのharvestKIT AMA3BHARV1は、IoTアプリケーションのバッテリ寿命を延長するため、あるいはバッテリそのものを不要にする目的で設計された多用途の環境発電リファレンス設計プラットフォームです。その中核となるのはApollo3 Blue SoCで、Ambiqの特許取得済みサブスレッショルド電力最適化技術（SPOT®）を活用して、小型バッテリやスーパーコンデンサなどの環境に優しいエネルギー蓄積要素で動作するデバイスに高いエネルギー効率と処理能力を提供します。このキットは、mikroBUS™ソケットを通じて幅広いモジュールをサポートし、簡単に拡張およびカスタマイズできます。

キットには、太陽環境発電用のNexperiaのNEH2000BY PMIC ICをベースとしたClickモジュールと、モーションモニタリングおよび環境モニタリング用の TDK InvenSense、およびBosch Sensortecの低電力1.8VカスタムClickセンサモジュール2個が含まれています。Apollo3 Blue SoCは、これらのセンサから効率的にデータを読み取ります。エンドポイントとしてエッジでセンサデータを処理するAI/MLアルゴリズムを実行し、統合Bluetooth® Low Energy（BLE）5無線を介して結果のみをホストに中継するために、かなりの計算サイクルとオンチップメモリ容量が利用可能であり、消費電力をさらに削減します。Ambiqのリファレンスファームウェアは、ユーザーが選択した間隔で生のセンサデータを、PC、電話、タブレットのChromiumウェブブラウザで実行されるウェブアプリケーションに送信します。SoCファームウェアおよびホストGUI Webアプリのリファレンスソースコードが利用可能です。

このボードには、Segger J-Linkデバッガと互換性のある10ピン（1.27mmピッチ）のArm® Cortex® JTAG/SWDデバッグコネクタが含まれています。