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EMC(電磁両立性)コンプライアンス

EMC(電磁両立性)試験とコンプライアンスは必須の要件であり、製品が規制要件を満たすために必要なものです。EMC試験により、電気機器に影響を与え、かつ電気機器が発するEMI(電磁妨害)などの望ましくない影響を制限することで、メーカーは電気機器が電磁環境で適切に機能し適合することを確保します。EMC試験を通じて、製品の性能を向上させ、コンプライアンス違反のコストを削減することができます。EMC測定は、システムがその電磁環境で満足に機能する能力を明らかにします。

(画像提供:Instrumentation Technologies)

取り組んでいるEMCの課題

製品が規制に準拠していることを確認するために、Instrumentation Technologiesはアイデアの段階からデバイスの計画を支援いたします。開発プロセスで計画の開始が早ければ早いほど、コンプライアンスをより確実なものにすることができます。早期のEMC設計コンサルティングにより、デバイスの設計がEMCに準拠していることを確保し、下流の再設計を回避することができます。同社は、このアプローチがコンプライアンス違反のコスト削減と時間節約に役立つことを多くのプロジェクトで証明してきました。また、認証プロセスで行き詰まった場合には、問題の解決と認証プロセスの進行を支援することで、製品開発の停滞による損失を最小限に抑えることができます。また、電子部品のIBISパラメータや実際のPCBルーティング設計のデータを用いて、PCB上の高速デジタルリンクのシミュレーションを提供することも可能です。さらに、回路基板の個々の部品特性(インピーダンス、インピーダンス整合)を測定し、デバイスに組み込まれたアンテナ性能(アンテナの放射パターンとその効率)を測定するための手段と知識を持っています。

EMCコンプライアンスを達成するための方法

新たに開発されたデバイスや非準拠デバイスを事前に定義された制限内に収めるには、いくつかのアプローチがあります。以下は、Instrumentation Technologiesが使用する方法のほんの数例です。

  • 適切なプリント回路基板の設計(電源アーキテクチャとパワーフィルタリング、使用される層数、レイアウトの詳細、問題のあるビルディングブロックの分離など)。設計と潜在的な調整を計画し、PCB設計が適切に行われるようにします。
  • シミュレーションによるシグナルインテグリティの決定。
  • エンクロージャの適切な機械的および電気的設計。
  • EMC要件を考慮したサブシステムの適切な相互接続。
  • サブシステムの分離 - 必要に応じて追加のEMシールドなど、デバイス内部の望ましくない放射の防止。   
  • 帯域幅の削減(フィルタリング)。

機器が電磁エネルギーを発する特殊な場合

これらの場合、無線機器指令(RED)の対象となる無線デバイスに該当するトランスミッタやトランシーバを扱っています(REDは無線レシーバにも適用されます)。こうした機器の代表的な例には、無線通信モジュールを内蔵したデバイス(LoRa、狭帯域データモデム、GSM/GPRS/EDGE/LTE、GPSレシーバ)などがあります。

特に以下のデバイスには注意を払っています。

  • トランシーバ(フルサイズまたは小型の外部または内蔵アンテナ付き)
  • プリント回路基板にアンテナを搭載したIoTデバイス
  • コンプライアンス確保のために通信パラメータ(レシーバ感度、妨害に対する耐性、アンテナ効率、アンテナ放射パターン)がチェックされるデバイス

特定の種類の機器の試験段階に応じて、事前チェック測定の多くは社内で行われます。正式な測定結果については、認定試験機関と密接に連携しています。

著者について

1982年生まれのUroš Jerman氏は、リュブリャナ大学の電気工学部で2008年に電気工学の学士号、2016年には理学修士号を取得しています。その他の教育歴には、IEDC-Bled School of ManagementでのGMP(General Management Program)の修了(2017)などがあります。氏は2016年にI-Techに採用され、現在は産業向けソリューションのリードを務め、汎用テスト&計測、航空宇宙、自動車、エネルギーなどの分野で高速DAQソリューションの開発を担当しています。

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