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Digi-Keyマーケットプレイスおよび出荷サービス

著者 Pat Sagsveen

Digi-Key Electronics の提供

Digi-Key Electronicsでは最近、新規市場への積極的な進出を支援するために、2つのプログラムを立ち上げました。これらのプログラムは、全体的な戦略に新たなチャンネルを加えようとしているサプライヤやディストリビュータにとって、新たな機会を提供するものです。

2019年10月、Digi-Keyでは、サプライヤがDigi-Keyのウェブサイトを活用できるマーケットプレイスプログラムを開始しました。これにより、迅速かつ効率的な導入プロセスが実現したため、多くの新しいサプライヤに門戸が開かれました。また、製品をDigi-Keyに保管する必要がないため、サプライヤにおかれては融通が利きます。このプログラムは、以下に詳しく述べる複数の理由で、いくつかの異なるタイプのサプライヤにご活用いただけます。

2020年7月、Digi-Keyは「Fulfilled by Digi-Key」(Digi-Keyから出荷)という出荷サービスの提供を開始しました。このプログラムにより、サプライヤはDigi-Keyで製品を保管し、世界中のお客様にご愛顧いただいている、世界レベルのロジスティクスをご活用いただけます。1つの倉庫から世界中に出荷できる能力を非常にリーズナブルな価格で持つことができます。

どちらのプログラムも本日から開始されます。サプライヤ様は、マーケットプレイスモデル、「Digi-Keyから出荷」モデル、またはその両方を組み合わせたモデルのいずれかを選択できます。これらのプログラムは、メーカだけでなく、ディストリビュータもご利用いただけます。いずれのプログラムも、簡単なオンライン申込書に記入して申し込むことができます。この申込書は、マーケットプレイスプログラムと「Digi-Keyから出荷」プログラムのどちらにも使用できます。

マーケットプレイス

マーケットプレイスプログラムでは、サプライヤが製品を自社の拠点に置きながら、Digi-Keyのウェブサイトを活用することができます。このプログラムの導入期間は比較的短く、多くのサプライヤが、Digi-Keyが申込書を受け取ってから1か月以内に導入し、ウェブサイト上で稼動しています。

マーケットプレイスは、すでに既存のロジスティクスネットワークをお持ちのサプライヤやディストリビュータに最適なプログラムです。マーケットプレイスのデフォルト設定は米国専用ですが、サプライヤは出荷可能な国をDigi-Keyにお知らせいただくだけで、マーケットプレイスプログラムによってグローバル展開を行うことができます。

マーケットプレイスプログラムは、話題の新製品だけでなく、さまざまな用途に活用できます。また、マーケットプレイスは、過剰在庫、生産中止/販売中止、廃番、または従来の流通チャンネルでは手に入らなかった製品にも活用できます。このプログラムをすでに活用しているディストリビュータの好例は、Rochester Electronicsです。Rochesterは、半導体メーカのライセンスを供与された卸売業者として活動しています。同社の現在庫の多くは、他社では手に入らない廃番部品で構成されています。Rochesterは、自社部品をDigi-Keyのウェブサイトに掲載することで、Digi-Keyの既存の顧客ベースにアクセスすることが可能になっています。

多くのサプライヤは、通常の流通戦略では対応できない、出荷しにくい製品をお持ちです。リチウム電池や化学物質など、特別な出荷要件が必要な製品の出荷免許をすでに取得しているサプライヤも、このプログラムの有力な候補となります。

マーケットプレイスプログラムでは、サプライヤはオンラインポータルを使って、注文の受け入れや辞退、在庫の更新、週ごとの売上状況のダッシュボードを見ることができます。価格や在庫数量については、決定はこのポータルで行い、管理はAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)で行うことができます。ウェブであるマーケットプレイスでの価格はサプライヤが完全に管理し、その売上からDigi-Keyがコミッションをいただいております。サプライヤが段階的な価格構造を利用して一定の数量で割引を行えるので、お客様は数量が多い場合の費用を簡単に把握することができます。これにより、数量が多い場合の見積価格をお客様に示すことができ、時系列で見ても、価格値引表に記載される数量まで売上を向上させることができました。

「Digi-Keyから出荷」

「Digi-Keyから出荷」プログラムを活用することで、サプライヤは自社製品をDigi-Keyに保管し、Digi-Keyの既存のロジスティクスネットワークを活用することができます。このモデルにより、サプライヤは、Digi-Keyへの製品納入以外の出荷作業を一切行うことなく、自社製品を世界中に販売することができます。このプログラムのデフォルト設定は世界中への販売ですが、特定の製品を特定の地域に販売できない場合には、出荷できない地域をDigi-Keyにお知らせいただくだけで販売できない地域を管理していただけます。

Digi-Keyは、世界中のお客様に少ないMOQ(最低発注量)の製品を出荷していることで知られています。このプログラムにより、サプライヤはDigi-Keyの既存のチャンネルを利用することで、MOQの製品を全体的に低い価格で出荷できます。サプライヤがリール状の部品を販売する場合、その部品をテープの細片として切り出すことで、より少ないMOQでお客様に出荷できるという付加価値サービスをDigi-Key側で提供することが可能です。

このプログラムは、流通戦略でグローバルなパートナーを求めているサプライヤに最適です。Digi-Keyでは、米国中部時間の午後8時までにご注文いただいた場合、即日出荷が可能です。サプライヤにはお客様への出荷料金をご負担いただく必要は一切ありません。また、MSL(湿度感度レベル)やESD(静電放電)を考慮した部品を扱えるようにDigi-Keyが準備した、適切な管理下の環境で製品を非常にリーズナブルな価格で保管することができます。以下は、ESDの免許を持つプロフェッショナルなプログラムマネージャであるであるシェーン・ハイヌル氏がDigi-Keyの状況に関連して述べた言葉です。

「Digi-Keyは、お客様に卓越した価値、高品質の製品、優れたサービスを提供することに大きな誇りを持っており、ESDおよびMSL(湿度感度レベル)製品の取り扱いにおいて最も重要な部分である継続的な改善を行っています。当社では、お客様やサプライヤに配慮する方法を常に検討し、販売する製品が当社内で正しく取り扱われて梱包されていることを確認しております。Digi-Keyは、2010年3月以来、ANSI/ESD S20.20の認証を受けており、湿気に敏感な製品の取り扱いに関するJEDEC J-STD-033規格に準拠しています。」

この出荷モデルは、基本的に委託販売モデルとして運営されています。サプライヤは、Digi-Keyに製品の「原価」を提供することになります。Digi-Keyは、サプライヤのためにオンラインで再販を行い、販売された各製品の「原価」をサプライヤにお支払いします。このプログラムでは、サプライヤはポータルを管理する必要がないほか、Digi-Keyが在庫レベルを監視し、週次で在庫レポートを提供します。

Digi-Keyウェブサイトを活用してサプライヤが強化できること

マーケットプレイスプログラムまたは「Digi-Keyで出荷」プログラムをご利用いただいているサプライヤの製品が、Digi-Keyと現在取引している他のサプライヤの製品と同じように露出され、認知されるようになります。Digi-Keyでは、Rochester Electronicsに以前にリンクされていた「サプライヤマーケティングセンター」と同じものを設立することになります。これは、そのサプライヤの部品だけを検索できるページになります。基本的にそのサプライヤのランディングページとなります。Rochester Electronicsのサプライヤセンターのイメージを下の図1に示します。

Rochester Electronicsのサプライヤマーケティングセンターの画像図1:Rochester Electronicsのサプライヤマーケティングセンター

サプライヤは、製品のハイライト、ツール、サポートドキュメント、ビデオ、ソーシャルメディアのリンクなど、さまざまなものをサプライヤマーケティングセンターに追加することができます。このページは、当該のサプライヤのためだけに作られるページです。このページの検索機能では、そのサプライヤの製品と、それらの製品の製品カテゴリのみが検索され、表示されます。

Digi-Keyウェブサイトで製品を検索した場合、検索結果の中に、マーケットプレイスの製品と「Digi-Keyから出荷」製品が混ざっていることがあります。その一例として、現在このプログラムを使用している2つのサプライヤを挙げることができます。Cal-Chip Electronics Inc.は現在、Digi-Keyのマーケットプレイスサプライヤであり、Holy Stone Enterpriseは現在、「Digi-Keyから出荷」のサプライヤです。図2は、両社の部品がウェブ検索で同じように表示される様子を示しています。Digi-Keyのウェブサイトに馴染みのあるユーザは、すべての製品がこのように表示されていることをご存じでしょう。

Digi-Key検索でのマーケットプレイスベンダー製品と「Digi-Keyで出荷」ベンダー製品の画像(クリックして拡大)図2:Digi-Key検索におけるマーケットプレイスベンダー製品と「Digi-Keyで出荷」ベンダー製品の比較

まとめ

Digi-Keyの名は、エレクトロニクス業界で数十年にわたって高い知名度を誇ってきました。Digi-Keyは、これらのプログラムを追加することで、新規および既存のサプライヤに新たな機会を提供したいと考えております。これらのプログラムは、簡単に導入できるように作られており、電気技術者、システムインテグレータ、OEM、CMなど、既存の顧客ベースに対してサプライヤの製品の露出度を高めることを目的とした、低リスクのプログラムです。この記事は、Digi-Keyにおけるこの機会を内外のサプライヤにお知らせし、それらのプログラムに参加していただくよう奨励することを目的として書かれたものです。

免責条項:このウェブサイト上で、さまざまな著者および/またはフォーラム参加者によって表明された意見、信念や視点は、Digi-Key Electronicsの意見、信念および視点またはDigi-Key Electronicsの公式な方針を必ずしも反映するものではありません。

著者について

Pat Sagsveen

Digi-Key Electronicsでアソシエートアプリケーションエンジニアリング技術者を務めるPat Sagsveenは、新技術を利用する優れた方法と、プロジェクトを完成させるための部品をお客様が見つけることを支援しています。彼は、ビズマーク州立大学でエレクトロニクス/通信応用科学の学位を取得した後、2016年にDigi-Keyに入社しました。彼の情熱はアンプに注がれており、自由な時間の大半を、3チューブギターアンプなどのアンプを構築したりアンプをいじったりして過ごしています。

出版者について

Digi-Key Electronics

ミネソタ州シーフリバーフォールズに拠点を置くDigi-Key Electronicsは、試作および設計段階、量産段階のいずれにおいても、電子部品を卓越したサービスとともにグローバルに提供し、Digi-Keyでは、750社以上の一流メーカーから提供される600万点以上の製品を取り扱っている。