PCBスルーホール型振動モータシリーズ

VybronicsのPCBスルーホール実装型（PCBTH）振動モータには、SMD/SMTリフロー振動モータと比較して、明確な長所と短所があります。通常、技術者がPCBTHの使用を検討するのは、SMDモータタイプでは十分な振動力が得られない場合に限られます。PCBTHモータは物理的に大きく、SMDリフロー振動モータよりもはるかに大きなGフォースを発生させることができます。SMDリフローモータは、ヒートシンク効果によりサイズが制限されるため、標準的なリフロー温度プロファイルを使用してリフローはんだ付けを行うのは困難です。また、大型のSMDモータは落下試験で失敗するという問題もあります。PCBTHを使用することの1つの短所は、二次的なはんだ付け作業、つまり、通常、選択的はんだ付けシステムまたは手はんだ付けが必要になることです。

Vybronicsのスルーホール型振動モータは、スルーホールピンの長さが1.6mm、2.0mm、3.2mmのものがあります。

VZ4KC1B1051202は4.6mmと、提供されているPCBTHの中で最も小さい直径となっています。これは、3V_DCで1.3G_RMSを発生します。VZ7AL2B1692612は、Vybronicsの一番大きなPCBTH振動モータで、3V_DCで7.1G_RMSを発生します。