SMC3K過渡電圧サプレッサ

Vishay Semiconductor/Diodes Divisionは面実装、TRANSZORB、双方向過渡電圧サプレッサ（TVS）をSMC DO-214ABパッケージで提供します。 従来の1.5KWデバイスの2倍のサージ能力をSMCパッケージで提供する、SMC3Kシリーズのデバイスは設計の柔軟性と互換性を増大させます。 TVSの低ストレスで対称的なリードフレーム設計は、車載用アプリケーション向けに要求される高信頼性を提供します。

Vishayはこれらのサプレッサを、システムの誘導性負荷スイッチングおよび雷によって引き起こされる、過渡電圧に対して敏感な電子機器を保護するよう設計しました。 AEC-Q101認定のデバイスはLNBおよびテレコムパワーラインの雷サージ保護、そして車載用モータおよびバッテリパワーラインの誘導性サージ保護に適しています。

SMC3Kシリーズには22V～78Vのスタンドオフ電圧を持つ19個のTVSデバイスがあります。これらのデバイスは23.8A～84.5Aのピークパルスサージ電流と、35.5V～126Vの最大クランプ電圧を持ちます。また、これらは非常に速い応答時間、低いサージ抵抗増分および-55°C～+150°Cの動作温度も特長です。

このシリーズは、J-STD-020に基づき260°CのLF最高ピーク温度でMSLレベル1基準に適合します。 RoHS対応のTVSデバイスはIEC61249-2-21定義準拠のハロゲンフリーで、WEEE2002/96/ECに準拠しています。 スタンドオフ電圧が33V以下のTVSは、IEC61000-4-5、6KV（Zs = 12Ω）の雷サージ試験にも対応します。