NORA-B2スタンドアロンBluetooth® Low Energyモジュール

u-bloxNORA-B2シリーズ スタンドアロンBluetooth Low Energy（LE）ワイヤレスMCUモジュールは、超低電力のモノのインターネット（IoT）アプリケーション向けに設計されています。これらのモジュールは、Thread、Zigbee、およびMatterプロトコルとの互換性を提供し、プロフェッショナルグレードのIoTソリューションをサポートするように構築されています。これらの製品は、オープンCPUソリューションとして、またはATコマンドインターフェース（u-blox u-connect）を備えた最新世代のNordic Semiconductor nRF54Lシリーズ チップ上に構築されており、お客様のアプリケーションは不揮発性メモリとRAMメモリを統合したArm® Cortex®-M33プロセッサ上で実行されます。

NORA-B2シリーズの際立った特長の1つは、正確な測距のためのチャンネルサウンディングなど、Bluetooth Core 6.0認証です。この機能により、位置情報ベースのサービスやアプリケーションの精度が向上します。すべてのNORA-B2は、Bluetoothチャンネルサウンディングや、Bluetooth Core 5.xの特長であるBluetooth長距離通信（CODED PHY）、Bluetooth高データレート（2M PHY）、Bluetooth Meshをサポートしています。

このシリーズには、外部アンテナピンや内部PCBアンテナなど、多彩なアンテナ構成を持つバリエーションもあり、様々なユースケースに柔軟に対応できます。このモジュールはグローバルに認証されており、国際規格への準拠を保証し、多様な市場への統合を容易にします。主な市場セグメントは、産業用オートメーション、医療ヘルスケア、テレマティクス、スマートシティ、スマートビルディングです。NORA-B2シリーズは、Matterが使用されるスマートホーム/ビルIoTアプリケーションで特に効果的です。

NORA-B2の強力なMCUは、最大128MHzのクロックで動作する一方、高性能アプリケーションに使用できます。このシリーズは、EEMBC CoreMarkテストにおいて505という素晴らしいスコアを記録しており、前世代のBluetooth LEモジュールと比較して2倍の性能を持つ一方、消費電流は前世代と比較して最大50%も少なくなっています。このモジュールは、UART、SPI、I²C、NFC™、PWM、および複数のGPIOをサポートしており、様々なIoTアプリケーション向けの高い汎用性を発揮します。このモジュールは1.7V～3.6Vの広い電圧範囲で動作し、-40℃～+85℃の温度に耐えるため、過酷な環境でも信頼性の高い性能を発揮します。

NORA-B26xは、小型で高性能なスタンドアロンのBluetooth LEモジュールであり、u-blox Bluetooth LEシリアルポートサービス、GATTクライアントおよびサーバ、ビーコン、チャンネルサウンディング（2026年予定）、Bluetooth長距離、NFC、および周辺と中央両者の同時役割をサポートするu-connectXpressソフトウェアとともに提供されます。u-blox u-connectXpressソフトウェアを使用すると、ホストはUARTインターフェースを経由でATコマンドを使用して接続を簡単に構成できます。

EVK-NORA-B201（外部U.FLアンテナコネクタ付き）とEVK-NORA-B206（内部PCBアンテナ付き）評価キットは、BluetoothチャンネルサウンディングおよびThread、Matter、Zigbeeなどの802.15.4-2020規格をサポートする様々な低電力IoTアプリケーションの迅速な試作のための開発プラットフォームを提供します。