MAYA-W2シリーズ モジュール

u-bloxのMAYA-W2シリーズ ホストベースモジュールは、多くの産業用アプリケーションの信頼性と品質要件を満たすように設計および製造されています。このモジュールシリーズは、NXP IW611およびIW612チップをベースにしており、アプリケーションホストBSPにOSドライバを統合し、NXP MCU用のSDKをサポートしています。このモジュールは10.4mm x 14.3mmと比較的小さなサイズで、小型設計での使用が可能です。

MAYA-W2モジュールは、最大600Mbit/sのPHYレイヤスループットを備えたSISO Wi-Fi 6動作、MU-MIMO、および高密度Wi-Fi条件での高いパフォーマンスを提供します。20MHz、40MHz、または80MHzチャンネルを使用することで、このモジュールはアクセスポイント、ステーション、P2P接続、または任意の組み合わせとして機能します。MAYA-W2は、LE Audio用のアイソクロナスチャンネルの使用など、Bluetooth® Low Energy 5.3をサポートします。

Tri-Radio MAYA-W2シリーズの一般的なアプリケーションには、産業オートメーション、追跡およびテレマティクス、ビルディングオートメーション、ヘルスケア、業務用機器、EV充電インフラストラクチャなどがあります。

MAYA-W271およびMAYA-W276は、Thread for MatterおよびZigbeeで使用される802.15.4を提供します。

M2-MAYA-W2カードは、MAYA-W2モジュールの性能とM.2カードの柔軟性および使いやすさを組み合わせています。デュアルバンド2.4GHz/5GHzおよび80MHzチャンネル幅を備えたこのカードは、アクセスポイント、ステーション、P2P通信モード、またはそれらの組み合わせとして動作できます。Thread for Matterで使用される802.15.4プロトコルがサポートされています。このM.2カードは、Low Energy Audioのアイソクロナスチャンネルのサポートなど、Bluetooth Low Energy 5.2の全機能セットもサポートしています。

EVK-MAYA-W2評価キットを使用する場合、外部ホストプロセッサは、MAYA-W2シリーズ モジュールでサポートされている接続オプションをテストおよび評価するためのいくつかの実用的な機能にアクセスできるようになります。これにはM.2カードの全機能と評価キットの全機能が含まれています。