C102-F9Rアプリケーションボード

u-bloxのC102-F9Rアプリケーションボードは、u-blox ZED-F9Rモジュールの高精度センサ融合測位テクノロジーの評価およびテストに使用できます。USBインターフェースを内蔵し、電源供給と高速通信の両方を実現しています。このデバイスはコンパクトで、GNSSモジュールとテスト車両の間に柔軟でユーザーフレンドリーなインターフェースを提供します。また、GUIで動作するu-centerアプリケーションを搭載したノートパソコンやPCでも使用でき、プロジェクトの評価段階からデザインイン段階までを完璧にサポートします。

u-center評価ソフトウェアは、u-bloxのGNSSレシーバを評価するための強力なプラットフォームを提供します。u-centerを使用すると、データをログに記録できるだけでなく、リアルタイムで視覚化できます。u-centerソフトウェアには、商用サービスからのRTCM補正ストリームを管理するのに使用できるNTRIPクライアントが含まれています。14ピンのヘッダは、外部電源の使用、ファームウェア更新のためのマイクロコントローラへのアクセス、ZED-F9RのUART2へのアクセスなど、ブロック図に示されていない追加機能へのアクセスを提供します。

ZED-F9Rモジュールは、慣性計測ユニット（IMU）を内蔵しており、RTK（リアルタイムキネマティック）測位が可能です。高度な組み込みアルゴリズムは、IMUデータ、GNSS測定値、ホイールティック、補正データ、車両ダイナミクスモデルを融合し、GNSSだけでは不可能な最適な測位精度を実現します。このデバイスは、可能な限り最高のパフォーマンスを提供する自己完結型のターンキーソリューションであり、レイテンシーや同様のシステム上の考慮事項について心配する必要はありません。これにより、RFコンポーネントと、精密測位エンジンなどのサードパーティライブラリを選択・統合するための技術的なリスクや労力を排除することができます。