TMPM3HxF10x Arm® Cortex®-M3マイクロコントローラ

ToshibaのTMPM3HxF10xxシリーズは、40nmプロセスノードのTXZ+™ファミリ アドバンストクラスMCUの、M3Hグループ 1MBフラッシュメモリバージョンです。

このMCUは、クロック速度120MHzのArm Cortex-M3 CPUコア、1MBのフラッシュ、100Kのプログラム/消去サイクル耐久性を持つ32KBのデータ用フラッシュ、130KBのRAMで構成され、UART、I²C、TSPI、2ユニットDMAC、エンコーダ、LCD 40x4コントローラ、プログラム可能モータドライバ（PMD）など、多様なインターフェースとモータ制御オプションを提供します。高度なPMD回路は、高速・高精度ADCと同期して動作し、ACモータやブラシレスモータの制御を可能にします。さらに、このMCUは、1MSPS、12ビットADCにより、さまざまなセンシングアプリケーションをサポートすることができます。

1MBのプログラム用フラッシュメモリは、2つの独立した512KB領域として実装されており、一方の領域から命令を読み取って実行できると同時に、更新されたコードをもう一方の領域に格納できます。ファームウェアのローテーションは、領域スワップ機能によってサポートされており、ファームウェアの同時更新をシームレスに実行できるため、ファームウェアオーバーザエア（FOTA）タイプのアプリケーションが容易になります。

また、フラッシュメモリ、RAM、ADC、クロックの自己診断機能もあります。この重要な機能は、お客様がIEC60730クラスB機能安全認証を取得するのに役立ちます。