Thermoflagger™過温度検出IC

ToshibaのThermoflagger過温度検知ICは、異常な発熱を検知し保護するために、これまでとは異なるアプローチを提供します。Themoflaggerは、熱源の近くに配置されたPTCサーミスタと直列に接続されるように設計されています。

電子機器がより高度になり、電力密度が高まるにつれて、電子部品から発生する熱が増大し、ユーザーの安全と機器の健全性にリスクが生じます。こうした課題により、システムが深刻な熱問題によって悪影響を受けないよう、過温度を監視することの重要性は一層重視されるようになっています。

このICは、接続されたPTCサーミスタの抵抗を監視することによって機能し、この抵抗は、過温度が観察されると指数関数的に増加します。その結果、Thermoflaggerは出力状態を変更し、外部システムによる読み取りが可能になり、適切なアクションが実行されることになります。1μAまたは10μAのPTC電流、ラッチタイプ、プッシュプル、オープンドレインなどの様々なオプションが利用可能です。1.6mm x 1.6mm ESVパッケージのThermoflagger ICは、低消費電流でシンプルな過温度保護を提供します。

リソース

Thermoflaggerカタログ