TPL5010/TPL5110超低電力タイマ

Texas InstrumentsのTPL5010ナノタイマは、デューティサイクルまたは電池駆動アプリケーションにおけるシステムウェイクアップに最適なウォッチドッグ機能を備えた低電力タイマです。 このようなシステムにおいて、システムウェイクアップにµCタイマを使用することができますが、タイマのスリープ電流が高い場合、このスリープモードで全体のシステム電流の最大60%～80%がµCタイマによって消費される可能性があります。 消費電流がわずか35nAのTPL5010は、統合型μCタイマの機能を置き換えることができ、はるかに低い電力モードにµCを置くことを可能にします。 このような電力節約により、大幅に小型化した電池の使用が可能になり、この製品は環境発電またはワイヤレスセンサアプリケーションによく適しています。 TPL5010は、100ms～7200sの選択可能なタイミング間隔を提供し、割り込み駆動型アプリケーション向けに設計されています。 いくつかの規格（たとえばEN50271）では、安全のためにウォッチドッグの実装を必要としており、TPL5010は、付加的な電力消費がほぼなくこのウォッチドッグ機能を実現します。

TPL5110ナノタイマは、デューティサイクルまたは電池駆動アプリケーションにおけるパワーゲーティングに最適な統合型MOSFETドライバを備えた低電力タイマです。 わずか35nAを消費するTPL5110は、電源ラインを有効にし、スリープ時間中のシステム全体のスタンバイ電流を大幅に削減します。 このような電力節約により、大幅に小型化した電池の使用が可能になり、この製品は環境発電またはワイヤレスセンサアプリケーションによく適しています。 TPL5110は、100ms～7200sの選択可能なタイミング間隔を提供し、パワーゲーティングアプリケーション向けに設計されています。 加えて、TPL5110は、1サイクルのみでタイマがMOSFETに給電するユニークなワンショット機能を備えています。