SCカット水晶振動子共振器

TaitienのSCカット（応力補償済み）水晶振動子は、機械および熱応力や振動に対する感度が低くく、オーブン制御水晶発振器を使用するアプリケーションや高温発振器に最適な選択肢です。

Taitienの高精度SCカット水晶振動子共振器は、自社内で開発された高Q SCカットウエハ設計を活用しています。これらの製品は、過渡的な熱補償、応力補償、高駆動レベルが重要視されるアプリケーションに最適です。さらに、TaitienのSCカット水晶振動子はC0/C1容量比が高いため、発振器のリアクタンスの変化によって生じるΔƒは比較的小さくなっています。このように、SCカット水晶振動子は、強い放射線、強い振動、および急激な温度変化を伴う環境での迅速な起動が必要であり、宇宙通信システムで必要とされる高速ターゲット追跡および低ノイズ発振器向けの優れたソリューションです。

特長

• 優れたパワーオン特性：SCカット水晶共振器の熱的オーバーシュートは、ATカット水晶振動子より約2桁小さいため、電源投入後、速やかに周波数安定性を得ることができます。一般に、電源投入後6分間で2x10⁹の安定性を達成
• 低経時変化：SCカット共振器の応力効果および応力緩和による経年変化の相対的な低さ。経時変化率は10¹¹/dに到達
• 短期的な周波数安定度の抜群の高さ：駆動レベルの上昇に伴い、ホワイトノイズに対するS/N比が向上し、遠端の位相ノイズの改善が可能到達可能な最高レベル：-160dBc/Hz～-170dBc/Hz、最大：-130dBc/Hz～-140dBc/Hzの近接位相ノイズ（10Hz時）