STEVAL-TTM005Aレゾルバボード

STMicroelectronicsのSTEVAL-TTM005Aは、車載用モータ制御アプリケーションの開発・テスト用に設計されています。このボードは、レゾルバフィードバックによるローター位置推定に基づき、正確なモーションセンシングを保証します。このローター位置推定により、ゼロ速度からの優れた制御が可能になり、最先端のフィールド指向制御（FOC）アルゴリズムにより、モータのトルクと速度のリップルが低減されます。

ボードには、12V_DC入力と5Vが供給されます。STの最新の高精度、低ノイズのオペアンプと、信頼性と正確な動作を保証する最適化された励起回路が搭載されています。外付けの互換御ボード（STEVAL-TTM004V1、STEVAL-TTM002V1、またはArduinoコネクタに接続されたSTM32G474RE）によって生成された励起信号は、レゾルバコイルを励起できるTSB582によって増幅されます。位相シフトされた正弦波と余弦波の2つのレゾルバ出力は、TSB514オペアンプで処理された後、制御ボード上のマイクロコントローラによってデジタル信号に変換されます。

高精度で拡張互換性のあるこのボードは、ロータリレゾルバと優れた信号コンディショニング回路により、高性能なモーションコントロールセンシング用の高精度システムの検証とテストに必須のツールです。