SiT9156低ジッタ超高性能差動発振器

SiTime CorporationのSiT9156は、10GbEアプリケーション向けに0.3psという優れたRMS位相ジッタを実現した、低ジッタの超高性能差動発振器です。この差動発振器は、156.25MHz～161.1328MHzまでの5つの周波数をカバーします。また、バッファ管理（オーバーフロー）に対応するために、これらの周波数をアップシフトしたものもあります。SiT9156は、従来の水晶やSAWを用いた発振器とは異なり、電圧（2.5V～3.3V）、周波数安定度（±10ppm、±25ppm、±50ppm）、パッケージ（5032、7050）を自由に組み合わせることができます。

SiT9156シリーズの発振器は、DigiKeyを通して周波数、電圧、プルレンジを自由に組み合わせてカスタムプログラムできるので、リードタイムが短く、市場投入までの時間が短縮されます。このような事前プログラミングを利用することにより、設計者は、周波数ごとにカスタムビルドされる水晶TCXOに必要な長いリードタイムとカスタマイズコストを排除しつつ、クロック構成を最適化することができます。