ENS160空気品質センサ

ScioSenseのENS160は、大量生産と信頼性のために設計された実績あるメンテナンスフリーの技術である金属酸化物（MOX）技術をベースにしたデジタルマルチガスセンサソリューションです。

ENS160は、センサの生測定値をオンチップで処理するインテリジェントなアルゴリズムをサポートしています。これらのアルゴリズムは、CO₂換算値（eCO₂）、総揮発性有機化合物（TVOC）、空気質指標（AQI）の算出、湿度/温度補正、ベースライン管理などをすべてチップ上で実行します。4つのセンサ素子と統合された独立したホットプレート制御により、エタノール、トルエン、水素、酸化性ガスなど幅広いVOCを優れた感度で検出することができます。

出力値は、ライブラリを追加することなく、コントローラやプロセッサからSPIまたはI²Cインタフェース経由で読み出すことができます。また、3mm x 3mmのLGAパッケージに最適化されたこれらの機能により、ENS160は空気質センサアプリケーションにとって最適な選択肢となります。

特長

• 優れた安定性を持つTrueVOC®空気質センサ
• TVOC、eCO₂、およびAQI出力の提供
• 最大4つのセンサエレメントの測定とヒータ駆動制御をオンチップで実現
• センサフュージョンと自動ベースラインアルゴリズムを統合、外部ライブラリ不要
• 電源電圧V_DD：1.71V～1.98V
• 広い動作範囲：
  • 温度（T）：-40°C～+85°C
  • 相対湿度（RH）：5%～95%
• I²CまたはSPIによる通信
• 小型サイズ：3.0mm x 3.0mm x 0.9mm LGAパッケージ
• センサの生データにアクセスするためのオプション
• 評価キットとダッシュボードソフトウェアが利用可能