BM1Zシリーズ AC電圧ゼロクロス検出IC

ROHMのBM1Zシリーズ AC電圧ゼロクロス検出ICにより、従来のアプリケーションで必要とされていたフォトカプラや外付け部品が不要になります。これにより、部品点数を大幅に削減し、コンパクトで信頼性の高い電源アプリケーションを実現できます。さらに、既存のフォトカプラ制御と比較して、待機電力を大幅に削減できます。

部品点数を削減するとともに、この設計では、待機時消費電力ほぼゼロ（0.01W）が実現されます。モータアプリケーションでは、モータ入力電圧検出回路を排除することにより、部品点数と待機電力消費量をさらに削減することができます。

BM1ZxxxFJシリーズは、従来のゼロクロス検出回路で使用されていた波形（パルス/エッジ）および回路トポロジ（標準整流/二重整流）をサポートしているため、ソフトウェアを変更することなく、フォトカプラを備えた標準のゼロクロス検出回路を簡単に交換できます。

BM1ZxxxFJシリーズは最大600Vの入力電圧に対応し、電圧分割を実行してMCUの最大定格電圧未満で出力し、最大5Vの標準MCUを駆動します。入力電圧が4.8Vを超えないようにする電圧クランプ機能は、エアコンなどの高電圧駆動用途で異常電圧が発生した場合でもMCUを保護します。